日本ロボット学会

一般社団法人日本ロボット学会（Robotics Society of Japan, RSJ）は、ロボット工学および関連分野の発展を推進する学術団体です。1983年の設立以来、約4,100名の会員と68の賛助会員を擁し、ロボット研究における重要な役割を担っています。

学会の目的と活動

RSJは、ロボット工学の学術的進展と、その技術交流の促進を主な目的としています。会員は研究者、技術者、学生など多岐にわたり、それぞれの専門知識や研究成果を共有する場を提供しています。学会の活動は、研究発表会、シンポジウム、ワークショップ、論文誌の発行など、多岐にわたります。

国際的な取り組み

RSJは、国際的なロボット関連のイベントも積極的に主催しています。例えば、2013年には国際ロボット会議IROSの東京開催に合わせて、第1回インターナショナルハイスクールIRH2013を開催しました。これは、高校生を対象としたロボットに関する国際的なイベントであり、次世代のロボット技術者を育成する目的で開催されました。また、2015年には国際ロボット展iREX2015の併設行事として、第2回インターナショナルハイスクールIRH2015が開催されました。これにより、国際的なロボット技術の交流を促進し、日本のロボット技術の発展に貢献しています。

歴代会長

RSJは、設立以来、多くの著名な研究者が会長を務めてきました。歴代会長は以下の通りです。

1983-84年: 藤井澄二
1985-86年: 加藤一郎
1987-88年: 森政弘
1989-90年: 花房秀郎
1991-92年: 梅谷陽二
1993-94年: 三浦宏文
1995-96年: 有本卓
1997-98年: 三浦博孝
1999-2000年: 木下源一郎
2001-02年: 江尻正員
2003-04年: 吉川恒夫
2005-06年: 内山隆
2007-08年: 佐藤知正
2009-10年: 榊原伸介
2011-12年: 川村貞夫
2013-14年: 小平紀生
2015-16年: 高西淳夫
2017-18年: 澤俊裕

これらの会長たちは、それぞれの時代においてロボット工学の発展に貢献し、RSJの活動を牽引してきました。

学会の位置付け

RSJは、日本のロボット工学研究の中核的な役割を担う学会として、国内外の研究者や技術者の連携を促進し、ロボット技術の発展に貢献しています。また、国際的なイベントの開催を通じて、グローバルな視点でのロボット技術の発展にも寄与しています。

外部リンク

* 一般社団法人日本ロボット学会

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