日本二輪車普及安全協会

一般社団法人日本二輪車普及安全協会：安全で快適なオートバイ社会を目指して

はじめに

一般社団法人日本二輪車普及安全協会は、オートバイを取り巻く環境の改善と、安全で快適なオートバイライフの実現を目指し活動する団体です。2013年、複数の二輪車関連団体が統合して設立されました。製造メーカーから販売店、関連団体まで幅広い会員から構成され、多様な視点を取り入れながら、日本の二輪車社会の活性化に貢献しています。

協会の活動

協会は、オートバイのライフサイクル全体を視野に入れ、多角的な活動を行っています。主な活動内容は以下の通りです。

安全運転の普及啓発: 安全運転技術の向上のための研修会やセミナーの開催、安全運転に関する情報の提供などを通じて、交通事故の減少に貢献しています。また、防犯システムの普及促進にも力を入れています。
二輪車の魅力発信: オートバイの持つ省エネ性、機動性、利便性といった優れた特性を広く伝えるとともに、オートバイに乗ることの楽しさ、所有することの喜びを積極的に発信することで、ユーザーの拡大を目指しています。
環境整備: オートバイユーザーにとって利便性の高い駐車場の整備を推進したり、公正な取引環境の整備に尽力するなど、より良い二輪車社会のための環境整備に取り組んでいます。
ユーザーサポート: 長期的な視点でオートバイユーザーを支援する施策を展開しています。例えば、安全運転に関する情報の提供や、困りごと相談窓口の設置などがあります。

これらの活動を通して、より安全で安心、便利で快適な二輪車の利用環境を整備し、社会全体への貢献を目指しています。

会員構成

協会には、多様な会員が参加しています。主な会員の種類は以下の通りです。

普通会員: オートバイの製造メーカー、卸販売業者など、二輪車業界の中核を担う企業が多数参加しています。会員種別はI種からIV種まであり、企業規模や事業内容によって分類されています。I種には本田技研工業、ヤマハ発動機、スズキ、川崎重工業といった主要メーカーが含まれます。II種には、これらのメーカーの販売子会社などが含まれます。III種には、全国各地の二輪車販売店が名を連ねています。IV種には、業界団体や関連団体が参加しています。
特別会員: 全日本交通安全協会や全国防犯協会連合会といった、交通安全や防犯に関連する団体が特別会員として参加し、協会の活動に協力しています。
* 賛助会員: ハーレーダビッドソンジャパンやBMWジャパンなど、二輪車業界に関連する企業やメディアなどが賛助会員として、協会を支援しています。

このように、多様な会員から構成されることで、多角的な視点を取り入れた活動が可能となっています。

沿革

2013年に、それまで存在していた複数の二輪車関連団体が統合して、一般社団法人日本二輪車普及安全協会が設立されました。これは、二輪車業界全体の連携強化と、より効率的な活動を行うための重要なステップでした。

まとめ

一般社団法人日本二輪車普及安全協会は、安全で快適なオートバイ社会の実現に向けて、多様な活動を展開する重要な団体です。今後も、二輪車業界全体の活性化と、社会への貢献に大きく貢献していくことが期待されています。

もう一度検索