日本理学療法士協会

公益社団法人日本理学療法士協会について

公益社団法人日本理学療法士協会（Japanese Physical Therapy Association）は、日本国内の理学療法士を中心に構成される職能団体です。1966年に設立され、1972年に法人としての認可を受けたこの団体は、理学療法の普及やその専門職の権利保護を目的に、さまざまな活動を行っています。

沿革

日本理学療法士協会は1966年に設立され、同年には第1回の日本理学療法士学会と全国研修会を開催しました。これを皮切りに、1972年に厚生省から社団法人として正式に認可されました。1990年には日本学術会議によって学術研究団体として認められ、1999年には横浜市で世界理学療法連盟学会が開催されるなど、国際的な活動へも積極的に参加しています。

また、2012年には公益[[法人]]制度改革を受けて、内閣総理大臣より公益社団法人としての認可を受け、より一層の活動の幅を広げています。

主な活動内容

この協会は、学術活動と社会活動の二つの大きな柱を持っています。学術的な活動では、全国規模の学会や都道府県毎の学会、研修会や講習会などを開催し、最新の研究結果や技術を共有しています。また、定期的に「理学療法学」や英文誌を発行することで、学問の深化を図っています。

生涯学習の一環として、新人教育システムを設け、理学療法士の技術向上に努めています。定期的に白書や各種学術書の発行も行い、専門領域の研究会も開催し、専門的な知識の蓄積と共有を促進しています。また、国際的にも世界理学療法連盟学会に参加し、外国の専門家との交流を深めています。

社会的な活動としては、地域の保健福祉に則した公益活動への協力も重要な使命の一つです。特に東南アジアやアフリカにおいては、日本の理学療法士が海外協力隊員として活動し、現地の医療水準の向上に寄与しています。さらに、関係機関との提携や交流、会員同士の親睦を図るイベントも定期的に開催されています。

協会のリーダーシップ

協会は、様々な選挙を経て選ばれた主席のもと運営されています。最近の協会長は、半田一登氏（2007年 - 2021年）、そして現在は斉藤秀之氏がその役割を担っています。

今後の展望

日本理学療法士協会は、理学療法士としての職業的地位の向上や、医療の質の向上を目指し、その活動を続けています。また、今後も国際的な視野を持ちながら、より多くの人々に理学療法の重要性を伝える努力を重ねていくことでしょう。理学療法士の役割はますます重要視され、これからも発展し続けることが期待されています。

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