日本聖書神学校

日本聖書神学校について

日本聖書神学校、略称JBTS（Japan Biblical Theological Seminary）は、東京都新宿区下落合に位置するプロテスタントの神学校です。この学校は、日本基督教団からの認可を受けており、正式には各種[[学校]]として運営されています。設立者は「学校法人聖経学園」で、教職者の育成に力を入れています。

概要と教育内容

1946年5月、岡田五作と金井為一郎の尽力により設立された日本聖書神学校は、初代校長に金井為一郎を迎えました。現在の校長は神保望氏です。この神学校では、働きながら学び続けることができるように、授業は夜間に行われています。入学資格としては、大学を卒業した者または同等の学力を有し、受洗後2年以上のクリスチャンであることが求められます。

また、信徒向けの「神学基礎講座」が年に二回、4月と9月に開講されており、聖書ヘブル語と聖書ギリシア語に関する通信講座も展開されています。これによって、さまざまなバックグラウンドを持った人々が、神学を学ぶ機会を得ています。

歴史的な背景と沿革

日本聖書神学校の設立の背景には、1945年12月に旧日本福音教会の教職者たちが集まって設立した神学校創立合同委員会が存在します。そして、1946年5月9日に開校式を迎え、1948年3月には日本基督教団認可の神学校として承認されました。その後、1949年には、昼間部が廃止され、夜間に授業を行うスタイルが確立されました。

次第に校舎や寮、図書館などの施設が整備され、1962年には男子寮が建築され、1983年には現在の校舎が完成しました。また、1991年からはシリマン大学神学部への短期海外研修も開始され、学生に国際的な視野を持たせる取り組みも行われています。

日本聖書神学校は、1996年に創立50周年を迎え、2008年には新しい礼拝堂と図書館棟が完成しました。これらの進展は、神学校の教育環境をさらに充実させ、理想的な学びの場を提供するための重要なステップとなりました。

交通アクセス

アクセス面では、JR山手線の目白駅から徒歩10分という便利な立地にあります。交通の便が良く、多くの学生が通学しやすい環境を整えています。

教員と卒業生

日本聖書神学校には、現在、荒瀬牧彦教授をはじめとする優秀な教員が在籍しています。過去には藤田昌直や園部不二夫、今橋朗らの著名な人物が教鞭をとっていました。卒業生については、2019年3月時点で741人を超える卒業生を輩出しており、彼らは様々な分野で活躍しています。たとえば、作家の阿部光子（山室光）や神学者の樋口信平、シンガーソングライターの陣内大蔵など、多彩な人材がこの神学校の出身者です。

以上のように、日本聖書神学校は教育と信仰の融合を実践し、多くのクリスチャンに学びの機会を提供している神学校として、今もなお重要な役割を果たしています。

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