會澤翼

會澤翼（あいざわ つばさ）について

會澤翼は1988年4月13日生まれで、茨城県日立市を出身とするプロ[[野球選手]]です。彼は捕手として広島東洋カープに所属しており、右投右打の打撃スタイルを持っています。特に「會澤」という姓は、新字体の「会沢」として報道されることもありますが、正式には旧字体の「會澤」が用いられています。

経歴

プロ入り前

會澤は小学3年生の時に助川野球スポーツ少年団で野球を始め、以降捕手としての道を歩みました。捕手を選んだ理由は「誰もやろうとしなかったから」と語っています。日立市立中里中学校の野球部では15人という少人数で活動し、高校に進学すると1年夏からベンチ入り、秋には正捕手に就任しました。高校通算で35本塁打を記録し、さらにメディアの注目を浴びるようにもなりました。2006年の高校生ドラフトで広島東洋カープから3位指名を受け、プロの世界に飛び込みました。

広島東洋カープ時代

2007年にプロ入りし、春季キャンプで故障に見舞われるも、徐々に二軍で経験を積みました。特に2009年にはプロ入り初の一軍昇格を果たし、同年にはウエスタン・リーグでの活躍が目立ちました。2010年には初本塁打を放つなど、成長を続けました。また、2015年にはセ・リーグ捕手部門のファン投票でオールスターゲームに出場し、その後も毎年のように各種記録を更新していきます。

2017年にはリーグ連覇に貢献し、初のベストナインを受賞しました。2018年には選手会長に就任し、チーム内でのリーダーシップを発揮します。さらに、2019年も捕手としての役割をしっかりこなし、規定打席をクリアするなど活躍が続きます。

選手としての特徴

會澤は遠投性能に優れ、二塁への送球は1.8秒台で届くことが特徴です。捕手としての役割に加え、打撃面でも能力を持ち、通算で出塁率.350弱、OPS.750強の打撃成績を記録しています。特に得点圏打率でリーグトップの成績を誇り、「打てる捕手」としての地位を確立しています。

彼は愛称として「アツ」と呼ばれ、これは姓と名の頭文字から由来しています。チーム内外の信頼も厚く、投手陣とのコミュニケーションを大切にしながら、正捕手として活躍を続けています。

プライベートと人柄

2011年には高校時代から交際していた女性と結婚し、プライベートも充実しています。また、護摩行などの特訓を通じて自身の精神面を鍛えており、リーダーとしての姿勢も評価されています。選手会長としてチームをまとめ上げる姿勢は、選手たちにとって尊敬の対象となっています。

2023年以降

2023年には、開幕から若手捕手の坂倉将吾にマスクを譲りつつも、シーズンを通じて54試合に出場。成績は打率.174に留まったものの、2024年には主に先発投手のサポート役として再び存在感を発揮しています。そして626試合を超える出場を果たし、捕手として一層の活躍が期待されています。

會澤翼は、捕手としての実力を発揮しつつ、リーダーシップを高める姿勢を持ちながら、今後のプロ野球界でのさらなる進展を目指す重要な選手であると言えるでしょう。

もう一度検索