木下桃香

木下 桃香（きのした ももか）

木下桃香は2003年3月2日生まれ、北海道出身の女子サッカー選手です。現在は日テレ・東京ヴェルディベレーザに所属し、ミッドフィールダーとして活躍しています。彼女のサッカーキャリアは、さいたま市立上落合小学校在学時に始まりました。その後、与野上落合サッカー少年団や大宮日進サッカー少年団レディースでプレーを重ねていきました。

経歴

桃香は中学校に進学すると、日テレ・ベレーザの下部組織であるメニーナに進むためのセレクションを受け、見事に合格しました。2016年3月には、日本サッカー協会が実施する『JFAエリートプログラム 女子U-14トレーニングキャンプ』にも招集され、その才能を示しました。しかし、2019年のトレーニングマッチ中に膝を負傷し、右膝前十字靭帯損傷という大怪我を負ったものの、懸命なリハビリを経て復帰を果たしました。

シニア経歴

メニーナでの経験を経て、桃香は2021年シーズンに正式にトップチームのベレーザへ昇格します。大学は慶応義塾大学環境情報学部に進学し、両立を図りながらプロとしてのキャリアを続けています。彼女はメニーナ在籍時からトップチームの試合にも出場しており、サッカー界での地位を確立しています。

代表経歴

桃香の代表歴は若い頃から輝いています。2017年には中学校3年生としてU-16日本女子代表に選ばれ、AFC U-16女子選手権タイ2017ではチームが3位入賞を果たしました。翌年にはU-17日本女子代表に選ばれ、ウルグアイで開催されたFIFA U-17女子ワールドカップに参加。グループリーグでは決勝トーナメント進出に貢献する得点を挙げました。2021年には、なでしこジャパンに飛び級で呼ばれ、国際親善試合で初出場。初得点も達成するなど、注目の若手選手としてその名を知られていきます。

人柄と学業

桃香はさいたま市立浦和南高等学校出身であり、同校には女子サッカー部はないものの、彼女はそのスポーツの実績から校内で非常に有名でした。特にマラソン大会においては、第1位に輝くなど、その運動神経の良さを遺憾なく発揮しています。校長ブログでも彼女の活躍は取り上げられ、後輩たちにとっての憧れの存在となっています。

所属クラブ

木下桃香のクラブ歴は、与野上落合サッカー少年団や大宮日進SSレディース、日テレ・東京ヴェルディメニーナを経て、2021年から日テレ・東京ヴェルディベレーザに所属しています。彼女の活躍は、日本女子サッカーリーグやWEリーグでの出場記録と得点によっても明らかです。

個人成績

• - 初出場: 2020年7月19日 なでしこリーグ1部 第1節 ノジマステラ神奈川相模原戦
• - 初得点: 2020年8月15日 なでしこリーグ1部 第5節 セレッソ大阪堺レディース戦
• - WEリーグ初出場: 2021年9月12日 第1節 三菱重工浦和レッズレディース戦
• - WEリーグ初得点: 2021年10月12日 第4節 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース戦

タイトル

木下桃香は、日テレ・ベレーザ時代に、なでしこリーグ1部で4回の優勝と、なでしこリーグカップ1部、皇后杯でも数々のタイトルを手にしました。また、個人としてもWEリーグのベストイレブンや優秀選手賞を受賞するなど、その実力を証明しています。彼女の今後の成長とさらなる活躍が、非常に楽しみです。

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