木花咲耶

木花咲耶のプロフィールと来歴

概要

木花 咲耶（このはな さくや）は、宝塚歌劇団における実力派の元副組長であり、兵庫県出身の女優です。彼女は1948年に宝塚音楽学校に入学し、翌年に36期生として宝塚歌劇団に入団しました。初舞台では『黄金の林檎/南の哀愁』に出演し、以来、数多くの舞台に立ち続けました。彼女の芸名は、日本の伝説に登場するコノハナサクヤ姫から取られています。初入団時の成績は63名中41位でした。

役職と実績

木花咲耶は、1966年から1975年まで雪組の副組長を務め、その後1975年から1979年にかけて星組の副組長として活躍しました。彼女はこの間、数々の舞台で重要な役を担い、その存在感と演技力で観客を魅了しました。最終的には1992年に退団するまで、計約44年間にわたり劇団に在籍し続けました。彼女の最後の出演作品は、星組の『紫禁城の落日』でした。

舞台活動

彼女の宝塚歌劇団時代には、多くの名作に出演する機会に恵まれました。以下は彼女が出演した主な舞台です：
- 『シャンゴ』 （踊る女）1967年9月1日 - 9月28日：宝塚大劇場
- 『かぐら』 （坐子 役）1972年3月25日 - 4月26日：宝塚大劇場
- 『若獅子よ立髪を振れ』 （篠田すが）1974年5月25日 - 6月25日：宝塚大劇場や東京宝塚劇場
- 『ベルサイユのばらⅢ』 （カロンヌ子爵夫人）1976年3月25日 - 5月12日
- 『風と共に去りぬ』 （ワイティング夫人）1977年5月12日 - 6月28日
- 『誰がために鐘は鳴る』 （メリーナ）1978年5月12日 - 6月27日
- 『心中・恋の大和路』 （お清）1979年5月11日 - 6月26日
- 『紫禁城の落日』 （恒香）1991年11月1日 - 12月15日および1992年3月5日 - 31日：宝塚大劇場、東京宝塚劇場

これらの作品において、彼女はその高い演技力で多くの役柄を演じました。特に『ベルサイユのばら』では、その独特の演技スタイルが観客の記憶に強く残るものとなりました。

まとめ

木花咲耶は宝塚歌劇団での長いキャリアを通じて、多くの感動的な役柄を演じ、劇団の発展に寄与してきました。その豊かな表現力は、今でも多くのファンに支持され続けています。彼女が舞台で残した足跡は、宝塚歌劇団の歴史の中で特に重要な位置を占めています。

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