札幌シネマフロンティア

札幌シネマフロンティアについて

札幌シネマフロンティアは、札幌駅に直結する札幌ステラプレイスセンター7階にあるシネマコンプレックスです。駅からのアクセスが非常に便利なため、多くの映画ファンに利用されています。

歴史

2003年2月22日に『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔|ロード・オブ・ザ・リング_二つの塔』の上映で先行オープンし、同年3月6日にグランドオープンを迎えました。2013年には開業10周年を迎え、札幌の映画文化に貢献してきました。

実は、この映画館は、1999年にアメリカのAMCシアターズが札幌に進出する動きに対抗するため、東映、東宝、松竹という日本の大手映画会社3社が手を組んで誕生しました。これは、日本で初めての大手映画会社3社共同経営のシネマコンプレックスとして、画期的な出来事でした。

開業当初は、東宝、松竹、東映の共同事業体である『札幌シネマフロンティア株式会社』が運営していましたが、2012年3月1日からはTOHOシネマズ株式会社に運営が委託されました。ただし、現在も3社による共同経営は継続されています。また、2016年2月27日にはリニューアルオープンし、より快適な映画体験を提供しています。

運営と経営

現在の運営はTOHOシネマズに委託されていますが、経営は東宝（出資率50%）、松竹（出資率30%）、東映（出資率20%）の3社による共同経営です。かつては共同事業体『札幌シネマフロンティア株式会社』が運営していましたが、2012年3月1日をもって解散しました。

運営の変遷

2003年3月6日：共同事業体『札幌シネマフロンティア株式会社』運営で開館。
2006年10月1日：東宝直営館のTOHOシネマズ移管に伴い、出資元が東宝からTOHOシネマズへ変更。
2011年3月1日：松竹直営劇場のSMT完全移管に伴い、出資元の松竹が松竹マルチプレックスシアターズに変更。
2012年3月1日：共同事業体を解散し、運営がTOHOシネマズに委託。

施設の特徴

札幌シネマフロンティアには、12のスクリーンがあり、総座席数は2,705席です。シアターは天井の高い空間を確保するために、7階と8階の2フロアにまたがって利用されています。札幌の映画館の中でも、駅直結という利便性と最新の設備から、非常に人気が高いです。

コンセッションでは、コカ・コーラ製品を販売しており、3D上映にはソニーデジタルシネマ3D（RealD方式）が採用されています。

上映システム

この映画館では、すべての作品がデジタル上映されており、35mmフィルムでの上映は行われていません。開業当初は一部のシアターのみがデジタル上映でしたが、2011年12月22日より全シアターがソニーデジタルシネマに移行しました。


札幌シネマフロンティアは、常に最新の映画体験を提供し、札幌の映画ファンにとって欠かせない存在となっています。

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