札幌マラソン

札幌マラソンの魅力とコース概要

札幌マラソン（さっぽろマラソン）は、北海道札幌市で開催される市民参加のマラソン大会です。主催は札幌市と報知新聞社などで、1976年の初開催以来、毎年10月の第1日曜日に行われています。この大会は北日本最大規模の市民ロードレースであり、国内外から多くのランナーが参加しています。

歴史と沿革

第1回の札幌マラソンは1976年に実施されて以来、地元の人々や全国から参加するランナーに親しまれ、年々その規模は大きくなっています。特に2007年には実力派選手高岡寿成選手が参加するなど、著名な選手も集う場となっています。しかし、自然災害や感染症の影響により、2018年には台風25号、2020年と2021年には新型コロナウイルスの影響で中止を余儀なくされる年もありました。

コースの特徴

札幌マラソンは、参加者が楽しめる多様なコースが設定されています。ハーフマラソンと10kmのレースでは、スタート地点を五輪通とし、公道を利用しています。ハーフマラソンは大通西4丁目（三越近く）で折り返し、豊平川沿いを通る日本陸上競技連盟公認のコースです。10kmレースは平岸中学校付近で左折し、ミュンヘン大橋手前で再左折し、豊平川沿いを走るルートを取ります。

また、5km、3km、2kmのレースは公園内の園路を利用し、家族連れでも楽しみやすいコース設定となっています。

第38回大会からは、ハーフマラソンのコースがリニューアルされました。これにより、従来の西4丁目折り返しを廃止し、新しいルートとして同9丁目までを車両通行方向に走行し、9丁目で東向きに転回して元の4丁目に戻る形に変更されました。この変更に伴い、真駒内公園内の走行ルートも一部短縮されており、よりスムーズなレース体験が提供されています。全ての種目は真駒内セキスイハイムスタジアムをゴールとしており、フィニッシュ後の専用エリアでの楽しみも用意されています。

種目一覧

札幌マラソンにはいくつかの種目があり、参加者の年齢や性別によって細かく分類されています。主な種目は以下の通りです：

• - ハーフマラソン

- 男子（40歳未満）
- 男子（40歳以上）
- 女子（40歳未満）
- 女子（40歳以上）

• - 10km

- 男子（10・20歳代）
- 男子（30歳代）
- 男子（40歳代）
- 男子（50歳代）
- 男子（60歳代）
- 男子（70歳以上）
- 男子（高校生）
- 女子（30歳未満）
- 女子（30歳以上）

• - 5km
• - 車いす
• - オープン
• - 3km

- 中学男子
- 中学女子
- 小学生（4～6年生）
- ファンペア（小学4～6年生と保護者）

• - 2km

- 小学生（1～3年生）
- ファンペア（小学1～3年生と保護者）

市民が気軽に参加できる札幌マラソンは、地域の活性化とスポーツ文化の醸成に寄与しており、今後も多くの人々に親しまれるイベントとなることでしょう。

公式ウェブサイトもあり、詳細情報や参加申し込みなどが行えます。

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