札幌工科専門学校

札幌工科専門学校

札幌工科専門学校（さっぽろこうかせんもんがっこう）は、北海道札幌市に教育拠点を置く専門学校です。学校法人常松学園によって運営されており、特に建設関連の専門分野における人材育成に力を入れています。社会基盤の構築や豊かな環境づくりに不可欠な土木工学、造園緑地、測量情報などに関する専門知識と実践的な技術の習得を目指す教育を行っています。

沿革

当校の歴史は、1978年に札幌土木技術学院が開校したことに始まります。その創設から間もなく、1980年には専修学校制度に基づく専門学校として正式な認可を受け、翌1981年には専修学校としての活動を開始しました。学校運営の基盤を強化するため、1993年には学校法人としての設立が認められています。

教育内容の専門性が高まるにつれて、外部からの評価も得ており、1998年には測量法に基づいた測量に関する専門的な知識・技術を育成する施設として指定を受けました。さらに、2004年には測量専門養成施設として、国土交通大臣からの登録を受けています。これらの事実は、同校の測量教育が国の基準を満たし、質の高いものであることを示しています。

また、環境分野への貢献も重視しており、関連資格の養成機関としての登録も進めています。2006年には樹木医補資格の養成機関として日本緑化センターに登録され、緑化や樹木の専門家育成に貢献しています。加えて、2017年には自然再生士補資格についても、同じく日本緑化センターから養成機関として登録を受け、自然環境の保全や再生に関わる専門家の育成にも力を入れています。

教育課程の質を高め、より実社会に即した人材を輩出するため、企業や業界との連携を深めた実践的な教育プログラムを展開しており、その取り組みが評価され、2015年には文部科学大臣から職業実践専門課程としての認定を受けています。

設置学科

札幌工科専門学校では、建設分野の多様なニーズに応えるため、複数の専門学科を設置しています。現在設けられている主な学科は以下の通りです。

環境土木工学科
造園緑地科
測量情報科
環境土木・造園施工管理科
環境土木コース
造園コース

これらの学科では、各専門分野における最新の知識とともに、現場で即戦力となる実践的な技術を習得するためのカリキュラムが組まれています。実習や演習を豊富に取り入れることで、卒業後すぐに専門家として活躍できる能力を養います。

所在地

学校の所在地は以下の通りです。

〒007-0885
北海道札幌市東区中沼西5条1丁目8-7

札幌工科専門学校は、創立以来、建設分野における専門技術者育成の役割を担ってきました。社会の発展や環境問題への対応が求められる中で、これからも時代の変化を捉え、実践的な専門教育を通じて、地域社会そして国家に貢献できる有為な人材を育成していくことが期待されます。

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