村林聡

村林聡（むらばやし さとし）氏は、1958年11月8日生まれの実業家です。三重県松阪市出身で、1981年に名古屋大学経済学部を卒業しました。大学では金融論を専攻し、山崎研治ゼミに所属していました。

三和銀行から三菱UFJフィナンシャル・グループへ

大学卒業後、村林氏は三和銀行に入行し、キャリアをスタートさせました。2009年には三菱東京UFJ銀行（現三菱UFJ銀行）の執行役員システム部長に就任し、同時にUFJ日立システムズにも出向しました。その後、三菱UFJフィナンシャル・グループの執行役員として事務・システム企画部長を務めました。

2011年には三菱東京UFJ銀行の常務執行役員システム部長に昇進し、2013年には常務執行役員コーポレートサービス長に就任しました。2015年には、三菱東京UFJ銀行の専務執行役員CIO（最高情報責任者）と、三菱UFJフィナンシャル・グループの執行役専務グループCIOを兼務しました。これらの役職を通じて、村林氏は金融システムの高度化に大きく貢献しました。

三菱UFJリサーチ&コンサルティング社長、そして新たな挑戦へ

2017年から、村林氏は三菱UFJリサーチ&コンサルティングの代表取締役社長を務め、同時に三菱UFJニコスの取締役も兼務しました。2018年には、amidus株式会社との間で業務提携を結び、同年には株式会社ディーカレットの顧問に就任しました。

村林氏は、金融業界での豊富な経験を活かし、内閣府公文書管理委員会の専門委員も務めました。2019年には、内閣府中央防災会議防災対策実行会議の災害対策標準化推進ワーキンググループで、国と地方・民間の「災害情報ハブ」推進チーム委員として、また内閣官房新戦略推進専門調査会デジタル・ガバメント分科会の構成員としても活動しました。これらの活動を通じて、防災対策やデジタル政府の推進に貢献しました。

現在の活動

2020年にはディーカレットの取締役に就任し、一般社団法人キタン会の理事も務めています。2021年からは、インターネットイニシアティブの取締役副社長に就任し、同時にディーカレットの代表取締役会長に就任しました。村林氏は、現在も金融とITの両分野で重要な役割を果たしています。

村林聡氏は、そのキャリアを通じて、金融システムの変革とIT技術の発展に貢献してきた、日本のビジネス界を代表する人物の一人と言えるでしょう。今後の活躍にも注目が集まります。

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