東大阪大学短期大学部

東大阪大学短期大学部

東大阪大学短期大学部は、大阪府東大阪市に立地する私立の短期大学です。この学び舎は1965年に布施女子短期大学として設立され、その後長い間女性専用の学び舎として存在していましたが、現在は男女共学となっており、学内で見る男子学生の姿も増えてきています。

概要

大学は、学校法人村上学園によって運営されています。また、設立以来の教育理念として「萬物感謝・質実勤労・自他敬愛」の学園訓が掲げられており、学生に人間性豊かな教育を提供することが目指されています。教育科目は多岐にわたり、特に栄養士や保育者の養成に力を入れています。また、一般教育科目には「人を学ぶ」という特に重要なテーマを設定し、学生の思考力や人間性を高める取り組みがなされています。

歴史

学校の歴史は1941年にまで遡ることができ、布施高等女学校が開校され、1951年には学校法人が設立されました。1965年に短期大学が認可されたことを起点として、様々な学科が設置され、学生数は年々増加していきました。特に1966年には保育科が開設され、以後も多くの学科を設け、名称変更や合併を経て、2003年には「東大阪大学短期大学部」という現在の名称に変更されました。当初は女性だけの学び舎でしたが、教育環境の多様性を重視する現在の方針に基づき、共学化が進められました。

学科の紹介

現在、東大阪大学短期大学部には実践食物学科、実践保育学科、介護福祉学科の3つの主要な学科があります。各学科では実際の職業に必要な技能や知識を身につけることを重視しており、実習や体験型学習が多く取り入れられています。

• - 実践食物学科：この学科では、健康に関する知識や技術を習得することを目指し、資格取得を支援しています。卒業生は医療機関や食品関連企業での活躍が期待されています。

• - 実践保育学科：保育士資格の取得を目指し、実践的な保育技術を中心に学習します。卒業生は幼稚園や保育園での就職が多いです。

• - 介護福祉学科：介護の専門知識や技能を学び、介護福祉士の資格取得を目指します。介護業界でのニーズに応えるための教育が行われています。

学生生活

学生生活では多くのクラブ活動やサークル活動が奨励され、運動系のクラブから文化系のサークルまで多様な選択肢が用意されています。特に、学園祭「翔愛祭」は、大学との共同開催による大規模なイベントとして学生たちに人気です。

アクセスとキャンパス

キャンパスは交通の便が良く、近鉄バスの「東大阪学園前」駅から徒歩圏内にあります。キャンパス内には、各種実習室や図書館、学食などが充実しており、学生が快適に学べる環境が整えられています。

進路支援

卒業生たちは系列校の東大阪大学を含む多様な大学への編入学が可能で、就職においても実績が多く見られます。実践食物学科の卒業生は、企業や医療機関で、実践保育学科の卒業生は多くが幼稚園や保育園で活躍しています。

このように、東大阪大学短期大学部は多様な専門教育を通じて、社会のニーズに応えた人材を育成する役割を果たしています。

もう一度検索