東洋医療専門学校

東洋医療専門学校の概要

東洋医療専門学校（とうよういりょうせんもんがっこう）は、大阪市淀川区に位置する専門学校です。この学校では、歯科技工士、救急救命士、鍼灸師、柔道整復師の4つの学科が設置されており、各学科は3年間のカリキュラムを提供しています。

教育方針

この専門学校では、全ての学科において共通の教育システムを基に、効果的な教育を実施しています。目指すのは、国家試験の合格だけではなく、医療人としての基本的な知識や技術、心構え、豊かな人間性を兼ね備えた専門職の育成です。また、独自の教育プログラム「自己変革教育システムPIBAP（ピバップ）」を導入し、学生一人ひとりの主体性を尊重したアプローチを行っています。

自己変革教育システムPIBAPの内容

このシステムには、以下のような段階があります：
1. 入学前教育（P：プレスクール）
- 学生は入試前から教育プログラムに入ることで、基礎学力を高めます。

2. 導入教育（I：イントロダクション）
- 1年生の4月から9月までの期間で、専門基礎へのスムーズな移行を目指します。医療人としての目標意識も大切にします。

3. 基礎教育（B：ベーシック）
- 1年生の10月から2年生の3月まで、基礎的な知識と技術を身につけ、自己変革意識の定着を図ります。

4. 応用教育（A：アプリケーション）
- 3年生の4月から卒業まで専門知識を応用し、国家試験に向けた学びを深めます。

5. 卒後教育（P：ポストグラジュエート）
- 卒業後も業界で活躍し続けるための教育が提供されます。

学校の沿革

東洋医療専門学校は、昭和54年に設立された財団法人東洋歯科技工学院にそのルーツを持ち、平成12年に学校法人東洋医療学園として新たにスタートしました。学校長は、千里救命救急センター名誉所長の太田宗夫が務めています。

この学校は、全国で初めての3年制歯科技工士学科を設置し、さらに大阪府内初の昼間部救急救命士学科や全国初の夜間部学科も開設しています。鍼灸師学科や柔道整復師学科も続いて設立され、優れた教育環境を整えています。

平成25年には、公益法人法の改正に伴い、姉妹校を受け入れ、法人名を改名しました。最近では、令和2年に大阪滋慶学園と合併し、より強固な組織基盤を築いています。全学科は文部科学省によって職業実践専門課程として認定されています。

結論

このように、東洋医療専門学校は先進的な教育システムと、豊富な学びの機会を提供しながら、医療分野で活躍できる人材を育成しています。入学前から卒業後まで、学生を一貫してサポートし、実践的なスキルを磨く環境を整えています。

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