東莉央

東莉央選手のプロフィールとキャリア

東莉央（あずまりお）は、1998年7月27日生まれの日本のフェンシング選手で、和歌山県出身です。彼女は和歌山県立和歌山北高等学校を卒業後、日本体育大学体育学部を修了しました。東莉央選手は、2024年4月より共同カイテック株式会社に新たに所属する予定です。姉妹である東晟良もまた実力派のフェンシング選手であり、彼女はパリオリンピックにて女子フルーレ団体で銅メダルを獲得しています。これは、莉央選手にとっても妹との競技生活をより一層同じ舞台で展開する機会であります。

フェンシングを始めたきっかけ

東莉央選手は、母親の影響で小学校5年生の頃に妹の晟良と共にフェンシングを始めました。当初からライバルとして競い合う関係であり、1年半後には、国際ケーニヒ杯小学生の部で莉央選手が準優勝、晟良選手が優勝を果たしました。この経験は二人の競技人生において重要なスタートとなりました。

重要な大会と成果

莉央選手は、2012年に開催された第25回全国少年フェンシング大会中学生の部で姉としての存在感を示し、2016年インターハイにおいても姉が優勝、妹が準優勝という成績を収めました。また、高校3年生の際には世界ジュニア選手権の日本代表として選出され、さらには2016年の全日本フェンシング選手権で女子種目でも初の高校生にして準優勝を達成しました。

2018年2月には、アジアジュニア選手権で銅メダルを獲得し、競技者としての地位を確立しました。特に2019年のねんりんピック紀の国わかやまでは、姉妹揃って最終点火者を務め、地元の誇りとしての役割も果たしました。

オリンピックへの道

2021年4月25日には、東京オリンピックにおいて、姉妹揃ってフェンシング女子フルーレの日本代表に選出されました。この快挙は、日本のフェンシング界においても特筆すべき出来事であり、二人の努力と結束を象徴するものでした。しかし、東京オリンピックでは、女子フルーレの初戦で韓国の全希叔選手と対戦し、延長戦で惜しくも敗れてしまいました。団体戦でも、上野優佳、東晟良、辻すみれ選手たちと共に挑んだものの、初戦でアメリカに敗北しました。これらの結果は悔しいものでしたが、彼女たちの経験は今後の競技者生活に必ず役立つことでしょう。

テレビ出演

莉央選手は、その実力だけでなく、メディアでも取り上げられています。2015年にはNHK総合の『めざせ!2020年のオリンピアン』に出演し、2018年5月にはテレビ東京の『さまスポ』にも登場しました。こうしたメディアへの露出は、彼女の名声を高める一因となっています。

これからの展望

2024年4月1日には、妹の晟良と共に共同カイテック株式会社にアスリート社員として入社する予定であり、今後のキャリアに新たな展開が期待されています。フェンシングという競技を通じて、さらなる高みを目指し、成長していくことでしょう。

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