松川町図書館

松川町図書館

松川町図書館は、長野県下伊那郡松川町に位置する公共図書館です。南信州図書館ネットワークに加盟しており、飯田市、高森町、豊丘村、喬木村の図書館とも連携し、資料の貸し出しや返却が相互に可能です。

沿革

松川町図書館の歴史は、1956年（昭和31年）に遡ります。当時、大島村と上片桐村が合併して松川町が誕生した際、両村が所蔵していた図書を合わせて、松川町公民館の一室に開館しました。開館当初は、本館の他に大島地区に4館、上片桐地区に2館の分館が設けられ、10日おきに1日開館という体制でした。

1965年（昭和40年）には、松川町教育長である北原保喜氏が図書館長に就任し、以降、教育長が図書館長を兼務することとなりました。同年には、トラックに図書を積んで地域を巡回する移動図書館サービスも開始されました。

その後、1967年（昭和42年）には松川町立中央小学校の建築工事に伴い、中学校西側へ移転、1971年（昭和46年）には松川町地区福祉センター（現在の松川町中央公民館）へと移転しました。この頃の閉館日は、水曜日、日曜日、祝祭日、そして土曜日の午後で、図書館の事務は図書部員が担当していました。

1983年（昭和58年）には、専任の図書館司書が配置され、それまで図書部員や公民館職員が行っていた開館業務を担うようになりました。そして、1991年（平成3年）7月29日には、現在の新図書館が開館しました。

図書部員

松川町図書館の特徴の一つとして、「図書部員」と呼ばれる図書館ボランティアの存在が挙げられます。図書部員の活動は50年ほどの歴史があり、町からの委託を受けて、地域住民が図書館運営に携わっています。現在の部員の構成は、20代から30代の町民が中心です。特に、月曜と金曜の午後7時から午後9時までの夜間開館は、図書部員の当番勤務によって運営されています。2008年（平成20年）時点での部員数は18名で、夜間貸し出しのほか、休日の貸し出し業務、蔵書整理、図書館祭りの企画・運営などを担当しています。

松川町図書館は、地域住民の学習や文化活動を支える重要な施設として、今後もその役割を担っていくことでしょう。

外部リンク

公式ウェブサイト

関連項目

* 長野県の図書館一覧

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