松本吉弘

松本吉弘：卓上のヒットマン

1992年生まれ、神奈川県横浜市出身の松本吉弘は、日本プロ麻雀協会所属のプロ雀士です。Mリーグのチーム・渋谷ABEMASに所属し、「卓上のヒットマン」というキャッチフレーズで知られています。その類まれな麻雀の腕前と、187cmの長身から放つ独特の雰囲気は、多くのファンを魅了しています。

麻雀との出会いからプロへの道

高校1年生のとき、高校の先輩から麻雀のルールとプロ雀士の存在を教わったことが、松本吉弘の麻雀人生の始まりでした。それまで将来の目標を持っていなかった彼にとって、プロ雀士は初めて目指すべきものとなりました。

青山学院大学在学中、アルバイト先の雀荘経営者である日本プロ麻雀協会所属の社長に誘われ、2013年にプロ雀士として協会へ入会。大学卒業後は一度はサラリーマンとして商社に就職しましたが、2015年に退社し、麻雀プロとして独立。その後はリーグ戦で勝ち抜きを続け、2018年にはRTDリーグ、そしてMリーグの渋谷ABEMASにドラフト3位で指名されました。現在はA1リーグに所属し、第一線で活躍を続けています。

多彩な才能と人間性

麻雀のプロとしての実力はもちろんのこと、松本吉弘の人物像も魅力的です。身長187cmの長身と端正な顔立ちに加え、日本商工会議所簿記検定試験2級を取得するなど、真面目な一面も持ち合わせています。「初心忘るべからず」を座右の銘とし、常に謙虚な姿勢を保ち続けています。

プライベートでは、お酒やカラオケ、ペットショップ巡りが趣味。犬猫好きですが猫アレルギーのため、飼うことはできません。また、レイバンやLACOSTEの眼鏡、REGALの靴を愛用するなど、ファッションにも気を遣っているようです。

同じ日本プロ麻雀協会の鈴木達也や俳優の萩原聖人、そして渋谷ABEMASのチームメイトである白鳥翔とは特に仲が良いことで知られています。特に白鳥翔選手との関係は「ショーマツ」と呼ばれるほど親密で、最強戦の実況を務める小山剛志氏からは『HUNTER×HUNTER』のゲンスルーに例えられるほどだと評されています。

2022年4月には、VTuberの因幡はねるさんのサポートを受け、個人YouTubeチャンネルを開設。さらに、2022年からは神域リーグでチームヘラクレスの監督も務めるなど、麻雀プロとしての活動にとどまらず、多方面で才能を発揮しています。

華々しい戦績と出版活動

松本吉弘は数々のタイトルを獲得しています。主なタイトルとして、第9回TwinCup優勝、第25期發王戦優勝、Mリーグ2022-23シーズン優勝、神域リーグ2023優勝、そしてWORLD RIICHI Online Team Leagueでの優勝などがあります。

麻雀プロとしての経験や知識を活かし、書籍も出版しています。『初代Mリーガー松本のベストバランス麻雀』、『麻雀 漆黒の強者 黄金の勝筋』（白鳥翔氏と共著）、『VTuber×Mリーガー 上達レッスン 最速で強くなる麻雀』（因幡はねる氏と共著）など、麻雀ファンにとって貴重な情報が詰まった書籍となっています。

まとめ

松本吉弘は、類まれな麻雀の腕前と、多様な才能、そして温かい人柄を兼ね備えたプロ雀士です。今後の活躍からも目が離せません。 彼の麻雀への情熱、そして持ち前の明るさと真面目さで、これからも多くのファンを魅了し続けることでしょう。

もう一度検索