林優樹

林 優樹（はやし ゆうき）選手のプロフィール

林優樹選手は、2001年10月29日生まれで、京都府京都市伏見区出身のプロ野球選手です。ポジションは投手で、左投左打のスタイルを持ち、現在は東北楽天ゴールデンイーグルスに所属しています。特にその特徴的な投球フォームと高いコントロールが評価されています。

経歴

プロ入り前の活動

林選手は、小学校時代に向島シャークスで野球を学び、中学校では京都八幡リトルシニアでプレーしました。その後、近江高等学校に進学し、すぐに注目の選手として成長しました。2年生の春には、甲子園での初登板を果たし、その夏の全国高校野球選手権大会でも背番号18を背負って出場しました。彼は特に3回戦での常葉菊川高校戦において、先発投手として5回まで無安打に抑え、8回には11奪三振を記録する活躍を見せ、チームを勝利に導きました。

しかし、準々決勝の金足農業高校戦では、サヨナラスクイズにより敗退。林選手のマウンドに立ち尽くす姿は、当大会の象徴的なシーンとして記憶されています。3年生の夏には背番号1をつけて迎えた第101回全国高等学校野球選手権大会で、東海大相模高校との対戦でも完投しましたが、残念ながら敗退。その後、林選手は第29回 WBSC U-18ベースボールワールドカップの日本代表に選出されました。

プロ入りとその後の経歴

プロ志望届を提出しましたが指名漏れし、その後、社会人の西濃運輸に進むこととなりました。在籍初年は体の状態を調整することに専念し、食事の改善も行うことで球速を大きく向上させました。特に2022年の都市対抗予選では147km/hの自己最速を記録しました。

そして、2022年10月20日のドラフト会議で、東北楽天ゴールデンイーグルスから6巡目で指名を受け、11月11日には契約を結びました。契約内容は、契約金3000万円、年俸800万円と報じられています。

楽天における2023年

楽天での初年度となる2023年には、ファームで24試合に登板し、防御率2.18と安定した成績を収めました。しかしながら、7月には一時登録されるものの、実際の登板機会は持てず、その後抹消されました。オフシーズンには左肘の手術を受けることになりました。

投手としての特徴

彼の投球スタイルは、右足を大きく上げる2段モーションからスリークォーター投法で球を投げるものです。最速151km/hの直球に加え、スライダー、カーブ、チェンジアップなど多彩な変化球を操ります。西濃運輸の佐伯監督は、林選手の高いコントロールと投げる際のバッターへの視点を評価しており、これが彼の強みとなっています。

その他の情報

選手としての背番号は64であり、2019年にはWBSC U-18ワールドカップの日本代表にも選ばれました。また、CMにも出演しており、朝日放送テレビの『熱闘甲子園』にて、第100回全国高等学校野球選手権大会での経験をもとにナレーションを担当する際には、彼自身の視点が表現されました。彼のキャリアはまだ始まったばかりであり、今後の成長が期待されます。

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