栃木県立温水プール館

栃木県立温水プール館について

栃木県立温水プール館は、栃木県小山市外城371番地1にある本格的な総合プール施設です。このプール館は、小山総合公園や県南体育館に隣接しており、県南地域でのスポーツ活動の重要な拠点として機能しています。

沿革の背景

栃木県内には既にいくつかの水泳施設が存在していました。1950年に開設された栃木県総合運動公園水泳場や、1972年に開館した栃木県体育館プール館などがそれです。このような既存の施設に加え、通年で利用可能で、全国大会も開催できる屋内50mプールの必要性が高まっていました。そのため、栃木県は「とちぎ新時代創造計画三期計画」の一環としてプールの建設を進めることになりました。

工事は西松・板橋・鈴木JVの共同体によって行われ、1999年1月にスタートし、2000年9月には完成しました。開館記念式典は2000年10月12日に開催され、地元の水泳団体によるパフォーマンスや中学校の水泳部員による初泳ぎが行われ、多くの観衆を魅了しました。

各種大会の開催

以後、栃木県立温水プール館は数多くの水泳大会で使用され、特に2012年には第52回全国中学校水泳競技大会が開催されました。また、地元出身の著名な選手である萩野公介は、館内で中学生記録を樹立するなど、多くの記録を残しています。2013年6月に行われた記録会には、世界水泳選手権出場予定の選手たちも出場し、更なる注目を集めました。

施設の詳細

栃木県立温水プール館は小山市が指定管理者を務めており、充実した施設が整っています。

50mプール

• - 規格: 国内公認10コース
• - 水深: 低水位時は1.20mから1.45m、高水位時は1.90mから2.15m
• - 競技可能種目: 競泳・水球

25mプール

• - 規格: 国内公認6コース
• - 水深: 常時1.20mから1.40m
• - 競技可能種目: 競泳

その他の施設

• - 観客席: 固定席1,000席、車椅子用スペース6台分
• - 採暖設備: 採暖室、ジャグジープール
• - 会議室: スライディングウォールで4室に分割可能
• - 更衣室: 男女それぞれ約350人分のロッカーを完備
• - 附属設備: 放送室、監視員室、選手控室、医務室、事務室など

このように、栃木県立温水プール館は、多機能かつ地域スポーツの振興に貢献する施設として、今後もスポーツ愛好者に利用され続けることでしょう。詳しい情報は、栃木県立温水プール館の公式ウェブサイトで確認できます。

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