樋口雄一

樋口 雄一 (ひぐち ゆういち)

樋口雄一は1959年12月30日生まれの日本の政治家で、山梨県甲府市の市長を3期にわたって務めています。また、彼は元々山梨県議会議員としても活動していました。

学歴とキャリアの始まり

樋口氏は山梨県甲府市に生まれ育ち、山梨県立甲府第一高等学校を卒業後、専修大学の経営学部に進学しました。在学中からビジネスに興味を持ち、1985年には全国労働者共済生活協同組合連合会（全労済）山梨県本部に勤務し、生命保険の営業に従事しました。このキャリアを通じて、地域の人々と深く関わりながら地元の問題意識を高めていきました。

政治活動の始まり

1999年、樋口氏は山梨県議会議員選挙において甲府市選挙区から民主党の公認を受けて出馬し、初当選を果たしました。彼の政治キャリアはここから本格化しました。2001年には県議を辞職し、参議院選挙に民主党公認で出馬するも、自由民主党の候補者に敗れ落選しました。しかし、彼は諦めず、2003年に再び山梨県議会議員選挙に立候補し、返り咲きました。その後、2007年から約2年間は山梨県議会の副議長としても活動を行いました。

甲府市長としての活動

樋口氏は2014年に甲府市長選挙への出馬を表明し、2015年の市長選では民主党、維新の党、公明党の3党から推薦を受けて、12年間の宮島雅展市長の市政を継承することを掲げ、見事初当選しました。この選挙の投票率は43.13％でした。

その後、2019年には日本共産党の新人候補を破り再選を果たし、2023年には再び日本共産党公認の新人候補など数人を相手に3選を達成しました。彼の市長としての活動は、地域住民のニーズを第一に考えた施策が特徴です。

新型コロナウイルス対策

2020年、世界的に影響を与えた新型コロナウイルスの影響を受け、樋口市長は市の財源確保のため特別職の月額給与を減額する方針を打ち出しました。具体的には、自身を含む特別職5人の給与を半年間10％減額し、市議会議員の報酬も一律月額4万円カットすると発表しました。これにより、財政の健全性を保ちながら市民に必要な対策を講じました。

結び

樋口雄一市長は、政治家としての長いキャリアを持ち、地域の発展に尽力してきました。市民との対話を重視し、市政の透明性と公平性を心がける彼の姿勢は、多くの市民に支持されています。彼の今後の活動にも注目が集まっています。

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