権藤可恋

権藤可恋（ごんどう かれん）は、1995年10月11日生まれ、佐賀県鳥栖市出身の日本の女子プロゴルファーです。ボートピアみやきに所属しています。

プロになるまで

福岡第一高等学校を卒業後、10歳からゴルフを始めました。アマチュア時代には、その才能を発揮し、数々の大会で優秀な成績を収めています。2012年には高校2年生で「全国高等学校ゴルフ選手権大会」（女子個人の部）で優勝、2013年には「HANDA CUP 日韓対抗中学・高校生ゴルフ選手権」（女子の部）の優勝メンバーとなるなど、アマチュアゴルフ界で注目を集める存在でした。

プロへの挑戦と苦難

高校卒業後の2014年、日本女子プロゴルフ協会（LPGA）の最終プロテストに挑みましたが、65位タイで不合格となりました。同年、ファイナルクォリファイングトーナメントにも進出しましたが、54位という結果に終わりました。2015年からはTPD単年登録者（当時）としてツアーに参戦し、プロの世界でのキャリアをスタートさせました。

その後、LPGA最終プロテストには2015年（29位タイ）、2016年（26位タイ）と2度挑戦しましたが、いずれも不合格という結果に終わりました。翌年以降はプロテストには出場していません。プロテストに合格することができなくても、実力でツアー出場権を掴むという強い意志を持ち、挑戦を続けました。

シード権獲得とLPGA入会

QTランキング4位でスタートした2018年、権藤可恋は「第1回リランキング」で5位、「第2回リランキング」で10位と、年間を通して出場資格を得ました。この年、LPGAツアー35試合に出場し、年間獲得賞金ランキング（賞金ランク）39位で初のシード入りを果たしました。この活躍により、念願のシード権を獲得し、プロゴルファーとしての地位を確立しました。

LPGA会員制度の改正に伴い、「2018年シード獲得」の資格でLPGA入会を申請し、フェービー・ヤオ、ペ・ヒギョン、ユン・チェヨン、ジョン・ジェウン、カリス・デイビッドソンと共にLPGA90期生となりました。日本人としては初の新制度（2018年2月導入のシード獲得による入会）適用者となりました。この入会は、長年の努力が実を結んだ瞬間であり、プロとしての新たなスタートとなりました。

現在

2019年からはボートピアみやき所属として活動しています。同年は賞金ランク75位となり、シード入りを果たすことはできませんでしたが、更なる活躍を目指して日々努力を重ねています。

まとめ

権藤可恋は、アマチュア時代から才能を発揮し、プロの世界では幾多の苦難を乗り越えてきました。プロテストに合格することができなくても、ツアー出場権を掴み、初シード入りを果たすなど、その実力と努力は多くの人々に感動を与えています。今後の更なる活躍が期待される注目の女子プロゴルファーです。

関連情報

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外部リンク
権藤可恋（日本女子プロゴルフ協会のプロフィール）

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