横尾俊建

横尾俊建について

横尾俊建（よこお としたけ）は、1993年5月27日生まれの元プロ野球選手で、東京都多摩市出身です。内野手と外野手として活躍し、右投右打の選手です。引退後はコーチとしての道を選びました。

経歴

プロ入り前

横尾は南鶴牧小学校の3年生から野球を始め、武蔵府中リトルで活動していました。中学時代は中本牧シニアや相模ホワイトボーイズで捕手としてプレーしました。

日大三高校へ進学すると、1年生の秋からレギュラーとして出場。第82回選抜高校野球大会では4番打者として活躍し、決勝でも好成績を収めましたが、自身のエラーが決勝点につながり、悔しい思いをしました。その後も東京都大会を制し、明治神宮野球大会での優勝にも貢献。甲子園では通算15試合での打率は.460という素晴らしい成績を残し、日本のアンダー18代表にも選出されました。

大学時代

慶応義塾大学に進学し、1年春から試合に出場。3年春には打率.318を記録し、東京六大学リーグでの優勝に貢献しました。その後、ユニバーシアード日本代表に選ばれるなど、多くの活躍をしました。大学通算では96試合に出場し、打率.248、13本塁打の成績を残しました。

プロ入り

2015年10月に行われたドラフト会議で、北海道日本ハムファイターズから6位指名を受け、契約金3000万円、年俸750万円で入団。背番号は58となりました。

日本ハム時代

2016年は、開幕から一軍に登録され、プロ初出場と初安打を記録しました。シーズンの大半は二軍で過ごしましたが、8月にはファーム月間MVPに選ばれました。2017年8月にはプロ初ホームランを打つなど、一軍での出場を増やしました。しかし、成績は年々厳しさを増し、2020年には出場試合数が制限されつつも打率.252のキャリアハイを記録しました。

楽天時代

2021年に楽天へ移籍し、開幕一軍にも選ばれましたが、成績が振るわず1軍と2軍を行き来する日々が続きました。2022年は初の一軍公式戦未出場に終わり、2023年も引き続き二軍でのプレーが続きました。しかし、10月に戦力外通告を受け、現役を引退しました。

現役引退後

2023年11月13日、東北楽天ゴールデンイーグルスの二軍打撃コーチに就任することが発表され、背番号は95です。選手としてのキャリアを経て、指導者として新たな道を進んでいます。

選手としての特徴

横尾はフルスイングを特徴とし、長打力ある打者として知られていました。内野手としては遊撃を除いたポジションを守れるユーティリティープレイヤーとしても活躍しました。

人物

「おにぎり君」という愛称を持ち、これは守備走塁コーチから名付けられたものです。2017年からは本塁打の後に「おにぎりポーズ」を披露し、そのユーモラスな行動で多くのファンに親しまれました。また、2020年には一般女性との結婚が発表されています。

終わりに

横尾俊建は、選手生活を経て指導者へとキャリアを移行し、これからも野球界に貢献していくことでしょう。

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