櫛ケ浜駅

櫛ケ浜駅の概要

櫛ケ浜駅（くしがはまえき）は、山口県周南市大字久米字院内に存在する西日本旅客鉄道（JR西日本）の駅です。当駅は山陽本線と岩徳線の2路線が交わる地点に位置しています。岩徳線の終着駅とされるものの、実際にはその列車はすべて徳山駅へ運行されており、櫛ケ浜駅止まりの運行は行われていません。

駅の歴史

櫛ケ浜駅は1928年2月11日に開業され、当初は旅客および貨物の取り扱いが行われていました。1932年には岩徳西線（現・岩徳線）が開通し、駅は分岐点としての役割を持つようになりました。1934年には、山陽本線のルートが変更され、その結果、以前のルートは柳井線と改称されました。1944年に再度線路名称が改定され、以降の運行に影響を与えました。

1964年には貨物の取り扱いが廃止され、1968年には特急「つばめ」が駅構内のポイント切替ミスにより誤って岩徳線に入った事件が発生するなど、様々な出来事がありました。1971年には駅舎の改築が行われ、1987年には国鉄の分割民営化により西日本旅客鉄道の駅となりました。

近年の主な変化としては、2022年3月にICカード「ICOCA」の利用が可能になり、同年9月にはきっぷうりばの営業が終了しました。そして2022年10月1日より無人駅となりました。

駅の構造

櫛ケ浜駅は、単式ホーム1面と島式ホーム2面を持つ合計3面4線の構造になっています。これにより、山陽本線は1番のりばと2番のりばを、岩徳線は3・4番のりばを使用します。ホーム間は跨線橋での移動が可能で、以前は男女共用の水洗トイレがありましたが、改装に伴い新しいトイレが設置されました。

なお、運行上では、使われていない線路も「3番線」としてカウントされ、実際の使用されているのりばは分かりやすく区別されています。

利用状況

櫛ケ浜駅の1日平均乗車人数は、近年安定した数値が続いており、地域の交通の要所として機能しています。駅周辺には主要なバス路線があり、特に「櫛ケ浜駅前」停留所からは防長交通による多様な行き先が用意されています。これにより、櫛ケ浜駅は地域住民にとって便利な交通のハブとなっています。

駅周辺の交通

櫛ケ浜駅周辺には、様々なバス路線が発着しています。具体的には、徳山駅前、柳井駅前、下松駅前などを結ぶ快速バスが運行されており、地域住民や観光客にとって重要な交通手段となっています。

隣接駅

櫛ケ浜駅は、山陽本線では下松駅と徳山駅の間に位置し、岩徳線も同様に、周防花岡駅と徳山駅との間を結んでいます。この便利な位置により、交通の利便性が向上しています。

櫛ケ浜駅は、地域の重要な交通拠点であり、その歴史とともに多くの人々に利用され続けている駅です。

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