比江島慎

比江島 慎 (ひえじま まこと)

比江島慎は1990年8月11日に福岡県古賀市で生まれたプロバスケットボール選手で、現在はB.LEAGUEの宇都宮ブレックスに所属しています。彼は東京オリンピックの男子日本代表としても活躍し、バスケットボール界でその名を知られています。特に「比江島ステップ」と称されるユニークなドライブや、巧みな3ポイントシュートが評価されています。ポジションはシューティングガードで、背番号は6です。

学生時代の経歴

福岡県古賀市の古賀ブレイスでバスケットボールを始め、小学校ではエースとして活躍しました。中学校では福岡県選抜に選ばれ、その後は京都の洛南高等学校へ進学します。在学中の2006年には第37回ウインターカップで優勝し、以降も2年連続で優勝を果たし、併せて男子では史上2校目となるウインターカップ3連覇にも貢献しました。

高校卒業後、2009年に青山学院大学に進学し、全日本大学バスケットボール選手権大会（インカレ）で2010年と2011年に連続優勝を達成。2012年には日本代表に初めて選出されました。

プロキャリアの始動

プロ選手としてのキャリアは2013年にアイシンシーホース三河（現在のシーホース三河）で開始され、そのシーズンにはNBLルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞します。2016年の天皇杯では優勝を果たし、2015-16シーズンにはNBLシーズンベスト5にも選出されました。その後、新たにB.LEAGUEが開幕し、2016-17シーズンと2017-18シーズンには連続してシーズンベスト5に選ばれるほどの活躍を見せます。

2017-18シーズンにはB.LEAGUE MVPを受賞し、2018-19シーズンにはオーストラリアのNBLでもプレー。更に2019年にはNBAサマーリーグでニューオーリンズ・ペリカンズに参加し、多様な国際経験を積みました。2019年から宇都宮ブレックスに移籍し、2020-21シーズンではチームの最高勝率に貢献。2021-22シーズンにはエースとしてチームを優勝に導き、B.LEAGUEチャンピオンシップのMVPに選ばれました。

日本代表活動

比江島は2012年に日本代表に選出され、その後も国際舞台でのプレーを重ねていきます。2016年のFIBA男子オリンピック世界最終予選や2019年のワールドカップにも参加し、2021年の東京オリンピックでは全3試合に出場しました。特にオリンピック前の強化試合では、特徴的なパフォーマンスを披露してチームの勝利に大きく寄与しました。2023年のFIBAワールドカップでは、重要な局面で活躍し、日本代表の逆転勝利に貢献しました。

人物と趣味

現在は「ステラリアン・バスケットボール株式会社」に所属し、オリジナルブランド「M6H」のプロデュースや、オンラインサロン「まこドライ部」を運営しています。また、プロ野球観戦が趣味で、地元福岡のソフトバンクホークスの大ファンであるなど、プライベートではスポーツに対する情熱を持った選手です。

もう一度検索