江副記念リクルート財団

公益財団法人江副記念リクルート財団について

公益財団法人江副記念リクルート財団（Ezoe Memorial Recruit Foundation）は、世界で活躍する若者を支援する目的で設立された公益財団法人です。この財団は、特に器楽、スポーツ、アート、学術の分野において、才能ある若者たちへの奨学金給付を中心に活動を展開しています。

設立の背景と歴史

財団の起源は、株式会社リクルートが創立10周年を迎えた1971年にまで遡ります。「社会への貢献」という理念のもと、「リーダーシップがあり、向学心旺盛で、将来何かを成し遂げそうな」若者を応援するため、奨学金制度「リクルートスカラシップ」が創設されました。1976年には、リクルートからの基金寄付により財団法人江副育英会が設立され、これが現在の江副記念リクルート財団へと発展する基礎となりました。

その後、2012年に公益財団法人として認定され、2013年には公益財団法人江副記念財団と名称を変更しました。さらに2019年には、現在の公益財団法人江副記念リクルート財団へと名称が変更されました。2022年3月までに、累計704名もの若者たちがこの財団から奨学金の給付を受けています。

事業概要

主な事業としては、以下のものが挙げられます。

リクルートスカラシップ: 器楽、スポーツ、アート、学術の4部門で、世界で活躍を目指す25歳未満の若者を対象とした奨学金制度です。この奨学金には返済義務がなく、最長で27歳になる年度末まで更新が可能です。この制度は、若者の才能を早期に発掘し、その成長を長期的にサポートすることを目的としています。
リクルートスカラシップコンサート: 特に器楽部門の奨学生を対象とした成果発表の場として、1995年から毎年12月にリクルート財団主催で開催されています。このコンサートは、奨学生の才能を広く社会に紹介するとともに、彼らの活動を支援する重要なイベントとなっています。
交流企画の運営と情報発信: 奨学生同士の交流を促進する企画や、財団の活動内容を広く社会に伝えるための情報発信も積極的に行っています。

沿革

財団の主な沿革は以下の通りです。

1971年: リクルートスカラシップ制度が発足。
1976年: 江副育英会が設立。
1991年: 設立20周年記念式典が開催され、オペラ部門が新設（現在は終了）。
1995年: 第1回リクルートスカラシップコンサートが開催。
1996年: 設立25周年を記念して、スポーツ部門（スキー）が新設。
1997年: クリエイティブ部門（写真・グラフィック）が新設（現在はアート部門）。
2000年: 器楽部門が新設。
2001年: 設立30周年記念式典が開催。
2016年: 「江副記念財団45周年記念コンサート」を開催。
2019年: 江副記念リクルート財団へと名称を変更。

その他の活動

財団は、奨学金制度の提供だけでなく、様々な交流企画や情報発信を通じて、奨学生の成長を総合的に支援しています。リクルートスカラシップコンサートは、その一環として、奨学生たちの才能を社会に広く知らしめる重要な機会となっています。

外部リンク

ウェブサイト'>公式ウェブサイト
江副記念リクルート財団 (@recruitfoundati) - X（旧Twitter）
公益財団法人江副記念リクルート財団 - YouTubeチャンネル

公益財団法人江副記念リクルート財団は、半世紀以上にわたり、才能あふれる若者たちの夢を力強く後押ししています。これからも、若者たちがそれぞれの分野で世界を舞台に活躍できるよう、その活動を続けていくでしょう。

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