津山スポーツセンター野球場

津山スポーツセンター野球場

岡山県津山市の津山スポーツセンター敷地内に設けられた野球場です。一般的には「津山市営球場」という名称でも知られており、その管理・運営は津山市が行っています。

施設概要

本球場は、なだらかな丘陵地を整形して造られました。グラウンドの構成は、内野部分が黒土を使用したクレー舗装、外野部分には天然芝が丁寧に敷き詰められています。

観客席は、敷地の斜面を活かして設置されています。内野席エリアには、コンクリート製のベンチシートが並び、座って観戦できるようになっています。内野席の一部、特に外野寄りのエリアと、外野スタンド全体は芝生席となっており、ゆったりと観戦することができます。また、内野席エリアには投球練習場も併設されています。バックネット裏の最上段には、試合運営に必要な本部席と記者席が配置されています。

規模と利用状況

津山スポーツセンター野球場は、公称で26,800人もの観客を収容できる能力を持っており、これは岡山県北部地域に存在する野球場の中では最大規模となります。内野席の収容能力は7,300人、外野席は19,500人と内訳が公表されています。

その規模から、かつてはプロ野球の公式戦やオープン戦が開催された実績があり、また全国高等学校野球選手権大会の岡山県予選会場の一つとしても利用されていました。しかし、近年ではプロ野球の開催は減少し、主に地域の野球連盟による大会や、少年野球などのアマチュア野球の会場として利用されることが中心となっています。

球場スペック

両翼：91メートル
中堅：120メートル
内野：クレー舗装（黒土）
外野：天然芝
収容人数：26,800人（公称）
スコアボード：パネル式
照明設備：なし

主要な過去開催試合

プロ野球の試合も複数開催されています。

オープン戦:
1970年3月28日：阪急ブレーブス vs 読売ジャイアンツ
1971年3月30日：阪神タイガース vs 阪急ブレーブス（7回コールド）
パ・リーグ公式戦:
1973年7月29日：近鉄バファローズ vs 太平洋クラブライオンズ（ダブルヘッダー2試合）
ファーム:
1985年：第28回ウエスタントーナメント大会

交通アクセス

JR津山駅より車で約10分
中国自動車道 津山インターチェンジより車で約15分

関連項目

* 岡山県津山陸上競技場

津山市教育委員会生涯学習部スポーツ課が本球場に関する情報を管理しており、津山市公式サイト内にも関連情報が掲載されています。

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