浅川隼人

浅川 隼人（あさかわ はやと）

浅川隼人は1995年5月10日生まれ、千葉県出身のプロサッカー選手である。ポジションはフォワード（FW）で、2024年シーズンからは松本山雅FCに完全移籍している。

来歴

浅川は、千葉県のジェフユナイテッド千葉のアカデミーでサッカーを学んだ後、八千代高校へ進学。高校卒業後は桐蔭横浜大学へ進学し、そこでさらに技術を磨いた。2018年にはY.S.C.C.横浜に加入し、プロキャリアをスタートさせる。

プロ入り1年目は公式戦出場がなかったが、監督交代にともない迎えた2年目にはチームの主力として活躍。特に2019年11月5日の対アスルクラロ沼津戦では、わずか11分の間に3得点を挙げるハットトリックを達成し、その名を広めた。

2019年12月にはロアッソ熊本への完全移籍が決まった。2020年シーズンではスタメン出場の機会は限られていたものの、途中出場でもしっかりと結果を残し、シーズン通算で11ゴールを記録した。2021年12月には契約満了によりロアッソ熊本を退団し、次なるクラブを探すこととなった。

2022年には奈良クラブに移籍し、この年は特に目覚ましい成績を残した。16得点を上げ、JFL得点王に輝くとともに、奈良クラブのJFL優勝とJ3への参入にも大きく貢献した。さらに、この年のJFLベストイレブンおよびMVPにも選出され、その実力を証明した。

2023年シーズンでは、J3リーグ第2節のヴァンラーレ八戸戦でクラブのJリーグ初得点を記録。その後も好調を維持し、開幕から8試合で6得点を挙げ、4月にはJ3リーグの月間MVPを受賞。最終的にシーズン中に16ゴールを計上し、得点ランキングで2位となった。特筆すべきは、これら16ゴールのうち11ゴールがアウェイ戦での得点であったことだ。

そして2024シーズンからは松本山雅FCへの完全移籍が決定した。移籍直後の3月には左大腿二頭筋を損傷し療養期間を余儀なくされたが、復帰後の6月16日には再びアスルクラロ沼津戦にて2ゴールを挙げ、沼津キラーとしての印象を強めた。

所属クラブ

• - 千葉アミカルSC
• - ジェフユナイテッド千葉U-15
• - 千葉県立八千代高等学校
• - 桐蔭横浜大学
• - 2018年 - 2019年: Y.S.C.C.横浜
• - 2020年 - 2021年: ロアッソ熊本
• - 2022年 - 2023年: 奈良クラブ
• - 2024年 - : 松本山雅FC

個人成績

浅川は、各クラブでの公式戦で着実に成果を上げてきた。特に奈良クラブでのJFL得点王、そしてJ3リーグでの成績が評価され、名実ともに優れたFWとしての地位を確立している。

タイトル

クラブ

• - 桐蔭横浜大学

- アミノバイタルカップ：1回（2016年）
- 神奈川県サッカー選手権大会：1回（2015年）

• - Y.S.C.C.横浜

- 神奈川県サッカー選手権大会：1回（2018年）

• - ロアッソ熊本

- J3リーグ：1回（2021年）
- NHK杯熊本県サッカー選手権大会：1回（2021年）

• - 奈良クラブ

- 日本フットボールリーグ：1回（2022年）
- 奈良県サッカー選手権大会：2回（2022年、2023年）

個人

• - 日本フットボールリーグ得点王、ベストイレブン、MVP：1回（2022年）
• - J3リーグ月間MVP：（2023年4月）
• - J3リーグ ベストイレブン：1回（2023年）

浅川隼人は、サッカー選手としてのキャリアを通じ数々の栄誉を手にし、チームの成功に大きく寄与する選手として成長してきた。今後の活躍に期待が寄せられる。

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