海南市立海南下津高等学校

海南市立海南下津高等学校は、2007年に海南市立下津女子高等学校と海南市立海南市高等学校の統合により誕生しました。近畿地方において唯一の公立女子高等学校であり、食物科と家政科という特色ある学科構成が特徴でした。

学科構成

食物科: 食に関する専門知識と技術を学ぶ学科で、1学年あたり約15名から20名の生徒が在籍していました。
家政科: 家庭生活に関わる幅広い知識と技能を習得する学科です。1学年の定員は約10名でしたが、2021年度の入学者数は3名と、減少傾向にありました。

県内では珍しい、家庭や調理に関する専門的な知識を学べる学校として、地域社会に貢献してきました。

沿革

2006年8月1日：海南市立高等学校の再編整備計画に伴い、海南下津高等学校の開校が決定されました。
2007年4月10日：海南市立下津女子高等学校と海南市立海南市高等学校が統合され、海南市立海南下津高等学校が開校。校舎は旧下津女子高等学校のものを利用しました。
2024年3月1日：閉校式が執り行われました。
2024年3月31日：閉校。

長年にわたり地域の女子教育を担ってきた同校は、少子化などの影響を受け、2024年3月をもってその歴史に幕を下ろしました。

アクセス

鉄道：JR紀勢本線加茂郷駅下車、徒歩約5分。
バス：海南市送迎バス、または海南市コミュニティバス蝶川線に乗車し、「加茂郷駅前」バス停で下車後、徒歩約5分。

関連項目

和歌山県高等学校の廃校一覧
日本の家庭に関する学科設置高等学校一覧
海南市立下津女子高等学校
海南市立海南市高等学校

外部リンク

* 海南市立海南下津高等学校

閉校後も、同校の卒業生や関係者によって、その精神は受け継がれていくことでしょう。

もう一度検索