概要
淑徳大学短期大学部は、
東京都
板橋区に本部を置く私立の
短期大学で、
1892年に設立されて以来、長年にわたり教育の質を追求してきました。
1950年に正式に
短期大学として設置され、キャンパスは
東京都に位置しています。が、過去には
埼玉県にもキャンパスが存在していましたが、
1996年にはそのキャンパスが
淑徳大学に統合されました。
元々は女子を対象としていましたが、
2007年からは男女共学の制度に移行しました。
2014年には現在の名称「
淑徳大学短期大学部」に変更され、同年には新たに
淑徳大学東京キャンパスが開学しました。2023年度以降の学生募集が停止される予定で、長年の教育・研究成果は
淑徳大学に引き継がれることとなります。
教育理念
この
短期大学の教育理念は「共生」で、
仏教思想に基づいた教育が行われています。特に健康
福祉学科や子ども学科では、
デンマークや
スウェーデンの
福祉事情に関する研修が実施されており、国際的な視野を持った人材育成を目指しています。
現在、健康
福祉学科とこども学科が設置されています。健康
福祉学科は、介護
福祉専攻や医療事務コースなど、さまざまな専攻を提供し、特に介護
福祉士の
資格取得を必要とする職業に役立つ教育が実施されています。また、こども学科では
保育士
資格の取得が可能で、学生たちは
幼稚園教諭としての道を進むことができます。
過去には食物
栄養学科も存在し、
栄養士の
資格取得が可能でしたが、この学科は現在は
淑徳大学に編入されています。
学生生活
学生生活では、さまざまなクラブやサークルが活動しており、
体育系の
バレーボールや
フットサル、文化系のイラストや
手話など多岐にわたっています。学園祭「淑徳祭」では、地元の老人ホームや養護施設から集めた作品の展示など、地域とのつながりを大切にしたイベントも開催されています。
将来の進路
卒業生は
福祉や
保育、
栄養関連の職場への就職を多く果たしています。例えば、社会
福祉学科からは、老人
福祉施設や
保育施設へ就職する人が多く、こども学科の卒業生は
幼稚園や
保育園での仕事に就くことが一般的です。これらの職種は、実際に地域社会に貢献する重要な役割を担っています。
淑徳大学短期大学部は、学生一人一人の成長と社会貢献を重視した教育機関であり、学生たちは将来、より良い社会に寄与できる人材として育つことを目指しています。