清水雅治

清水雅治のプロフィール

清水雅治は、1964年7月7日に島根県浜田市で生まれ、内野手及び外野手としてプロ野球界で名を馳せた元選手である。彼は現役引退後も多くのチームでコーチとして活動し、特に日本代表チームの外野守備および走塁コーチとしての実績が際立つ。彼の指導した選手たちは、オリンピックやWBCの舞台での成功を導く一助となった。

プロ経歴

高校時代

清水は島根県立浜田高等学校に在学中、春夏合わせて三度の甲子園に出場した才能あふれる選手であった。1990年の夏の甲子園では、大会初のホームランを含む活躍を見せたが、チームは惜しくも初戦で敗退。卒業後は三菱自動車工業に入社し、社会人野球にも精力的に参加。1988年には中日ドラゴンズから指名を受け、プロの道を歩み始める。

中日ドラゴンズ

清水は中日ドラゴンズに1998年に入団し、まずは二塁手として、1989年から一軍での試合に出場。背番号42に変更した後、1990年にはジュニア日本選手権で逆転サヨナラ本塁打を打って最優秀選手に輝く。しかし、一軍定着には時間がかかり、1992年から外野手に転向。114試合に出場し、チームトップの14盗塁を記録した。1994年には23盗塁を決め、チームの重要な選手としての地位を確立した。

西武ライオンズ

2002年に西武ライオンズに移籍し、俊足を駆使して外野手として活躍。彼の移籍当時は若手選手が台頭してきていたが、代走や守備の要員として重要な役割を果たし続け、特に1998年と1999年にはパシフィック・リーグ優勝にも貢献した。

引退後のキャリア

現役を引退後、2003年から西武ライオンズのコーチとして働き始め、以後、北海道日本ハムファイターズや千葉ロッテ、楽天などのチームでも指導を行った。特に北海道では、糸井嘉男や中田翔といった選手の守備力向上に寄与した。

日本代表コーチ

清水は、日本代表トップチームの外野守備および走塁コーチとしても多くの成功を収めている。2017年から2023年までの間に、彼はプレミア12やWBCなどの重要な大会で日本代表をサポートし、2021年の東京オリンピックではチームに金メダル獲得をもたらした。

近年の活動

2022年からは浜田高校硬式野球部の特別顧問を務め、同校は感染症の影響を受けつつも18年ぶりの甲子園出場を果たした。他には、BS朝日での解説活動や、2023年のWBCにおけるコーチとしても活躍。その後、2024年からは北海道日本ハムファイターズでのファーム総合コーチに就任することが発表されている。

清水雅治の長いキャリアは選手としての成功と、その後の指導者としての手腕で彩られ、野球界に多くの功績を残してきた。

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