清泉インターナショナル学園

清泉インターナショナル学園の概要

清泉インターナショナル学園は、東京都世田谷区で運営されるカトリック系のインターナショナルスクールです。校名の正式表記は「清泉インターナショナル学園」であり、多くの場合、カタカナで「清泉インターナショナルスクール」とも呼ばれています。学校は1946年に設立され、当初はアメリカ海軍司令長官の要請に応じてアメリカ人子弟の教育を目的としていました。以来、学園は長い歴史を持ち、実績を築いてきました。

教育課程

本校では、幼稚部から高等学部までの幅広い教育が行われています。幼稚部は男女共学ですが、より高い学年では女子校として運営されています。特に注目すべきは、2020年7月に日本で初めて国際バカロレアのフルプログラム認定を受けた女性専用校であることです。このプログラムには、幼稚園・小学校相当のPYP、中学校相当のMYP、高校相当のDPが含まれています。また、幼稚園ではモンテッソーリ教育も取り入れられており、アジア太平洋地域で二校のみの教育機関となっています。

全体の生徒数は約680名で、在籍する生徒は50以上の国にわたる多様な国籍を持っています。日本人の両親を持つ生徒は、3年以上海外での生活経験が必要で、英語の面接を行った上で入学が認められます。

施設と学校生活

キャンパスは1972年に現在の世田谷区用賀に移転し、多様な教育環境を整えています。教室数は35室で、音楽室、科学室、コンピュータールームなど、多機能を備えた教室や施設が揃っています。また、体育館や図書室、カフェテリアも完備されており、学びや交流の場が豊富です。サッカー部や水泳部は近隣の学校を利用して活動しています。

進学実績

清泉インターナショナル学園の卒業生は、国内外の高いレベルの大学に進学しています。東京大学や慶応義塾大学、早稲田大学といった国内の名門大学に進学する生徒が多い一方で、海外の名門校であるハーバード大学やオックスフォード大学などへの進学実績もあります。近年は国際バカロレア入試における門戸が広がり、大学進学率は100%を誇ります。

学内イベント

学園では年に数度のイベントが行われ、特に「フェスティバル・オブ・ネイション」は10月に開催される学内最大のイベントです。この祭りでは、さまざまな文化をテーマにしたパフォーマンスや国際色豊かな料理が楽しめ、幅広いコミュニティが参加する機会となっています。また、毎年のビンゴ大会も人気の行事で、家族や地域の人々が集まり、楽しいひとときを過ごします。

著名な出身者

清泉インターナショナル学園は、宇多田ヒカルやLISA（m-floボーカリスト）、MAYA（XGメンバー）といった著名な出身者を輩出しています。これらの多彩なキャリアを持つ卒業生は、学園の教育が与える影響を物語っています。清泉インターナショナル学園は、引き続き国際的な視野と深い教養を持つ人材を育成し続けています。

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