漆原大晟

漆原大晟 (うるしはら たいせい)

基本情報

• - 生年月日: 1996年9月10日
• - 出身地: 新潟県燕市
• - 投打: 右投左打
• - 所属チーム: 阪神タイガース

経歴

プロ入り前

漆原大晟は小学校2年生の時に吉田ジュニアクラブで野球を開始しました。中学校では三条リトルシニアに所属し、知野直人選手とチームメイトとしてプレーしました。高校は新潟明訓高等学校に進学し、甲子園にはベンチ入りしたものの、実際の登板には至りませんでした。

その後、新潟医療福祉大学に進学し、大学野球での活躍が光りました。特に、1年秋のリーグ戦では11打者連続奪三振というリーグ新記録を樹立し、2年夏には最高殊勲選手賞を獲得してチームの優勝に貢献しました。大学時代のチームメイトには、後に阪神タイガースでも同僚となる桐敷拓馬選手がいます。

2018年10月、オリックス・バファローズからドラフトで育成1位指名を受けてプロ入り。契約時に支度金や年俸について合意し、背番号127を付けて入団しました。

オリックス時代

漆原は2019年、二軍でのキャンプを経て、一軍の打撃投手として主力打者を相手に素晴らしい結果を残し、ウエスタン・リーグでは39試合に登板し、最多セーブを挙げました。オフにはプエルトリコウインターリーグにも参加し、シーズンを通じて素晴らしい成績を残しました。

2020年には支配下選手として登録され、オープン戦での活躍により一軍に昇格。初登板ではクローザーとしてプロ初セーブを挙げて注目を集め、以降も中継ぎとして起用され続けました。この年の成績は、22試合登板で無敗のまま5ホールドと2セーブを記録しました。

2021年には開幕からクローザーに起用され、プロ入り初のシーズンで得た信頼を基に2勝を挙げましたが、ケガに苛まれ、シーズンを通じては34試合の登板にとどまりました。

2022年は調子を落とし、一軍に登板することができず、ウエスタン・リーグでの成績も振るわなかったものの、翌2023年には早期に一軍に登録され、安定したパフォーマンスを見せました。

阪神時代

2023年、現役ドラフトで阪神タイガースに移籍となり、背番号34を付けることになりました。チームでは期待される投手として活躍を続けています。

特徴・人物

漆原の投球スタイルは、インステップ気味なフォームが特徴で、最速152km/hのストレートを中心に多彩な変化球（スライダー、カーブ、シュート、フォーク）を織り交ぜています。また、独自のルーティンとして、帽子を押さえる動作を高校時代から続けています。愛称の「うるし」は親しまれています。

記録

プロ入り後、初登板・初セーブ機会を経て数々の記録を打ち立ててきた漆原選手。彼の今後の成長に期待が寄せられています。

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