熊本第一信用金庫

熊本第一信用金庫について

熊本第一信用金庫（くまもとだいいちしんようきんこ）は、熊本県熊本市の中央区に本店を構える地域密着型の金融機関です。略称は「第一信金」として親しまれています。この信用金庫は、熊本県内に存在する4つの信用金庫のうちの一つで、特に熊本市内では競合となる熊本信金や熊本中央信金と共存しています。

信用金庫は、地域住民や中小企業を対象にした金融サービスを提供しており、熊本第一信用金庫もその例外ではありません。主に熊本市とその周辺地域に多くの支店を展開しています。また、山鹿市などの県北部にも多くの支店を持つのが特徴で、過去に山鹿信用金庫と合併したことが影響しています。さらに、八代市には八代支店があり、熊本県南部にも存在感を示しています。

沿革

熊本第一信用金庫の歴史は1950年に遡ります。この年に「熊本第一信用組合」として設立され、1952年の2月には信用金庫法に基づいて「熊本第一信用金庫」となりました。その後、1969年には山鹿信用金庫と合併し、規模を拡大しました。

近年に入ってからも、地域貢献やブランド力向上の取り組みを続けています。2008年4月25日にはプロサッカーJリーグのロアッソ熊本のユニフォーム袖スポンサーとなり、地域のスポーツ振興にも寄与しています。

2016年3月には合志さくらグラウンドにチハラザクラを植樹し、環境保護活動にも力を入れています。2017年には「めぐり逢いパーティー」を開催し、地域住民との交流を深めるイベントを実施しました。また、同年には刈草支店が新築移転し、健軍支店も新しく建て替えられました。

2022年には尾ノ上支店を帯山支店に移転し、2023年には益城支店が営業を終了し、健軍支店に統合されました。このような営業統合により、地域の支店ネットワークを見直しつつ、効率化を図っています。

また、2024年には山鹿支店と来民支店の営業を終了し、新設された山鹿来民支店に統合すると同時に、ATMの運用も開始しました。さらに、2025年5月からは磁気の影響を受けにくい新しいタイプの通帳（Hi-Co通帳）を導入し、利便性の向上にも努めています。

まとめ

熊本第一信用金庫は、地元熊本市を中心に広がる金融機関で、地域貢献を念頭においたサービスの提供を続けています。長い歴史の中で培った地域との結びつきは、同信用金庫の運営の基盤を形成しています。今後も地域経済の発展を支えるべく、様々な取り組みを続けていくことでしょう。

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