狩野舞子

狩野舞子の軌跡

基本情報

狩野舞子（かのう まいこ）は、1988年7月15日に東京都三鷹市で生まれた、日本の元女子バレーボール選手です。彼女のキャリアは華麗であり、特に全日本代表としての経験は多くの人々に知られています。現在はスポーツビズとマネジメント契約を結び、さまざまな活動を行っています。

バレーボール一家での成長

狩野はバレーボールの名門一家で育ちました。父親は中央大学出身で実業団でプレーしていた選手で、母親も八王子実践高校から東京女子体育大学で活躍した選手です。姉の狩野美雪も選手として名を馳せており、家庭の環境から早くからバレーボールに親しみました。彼女は小学校4年生からバレーボールを始め、成長期には身長も174cmに達するなど、身体的にも恵まれていました。

中学・高校時代

八王子実践中学校に進学すると、彼女は全国都道府県対抗中学バレーボール大会の東京都代表に選出されます。中学3年生の時にはアテネオリンピック全日本代表候補の一人にも選ばれましたが、骨の成長と筋肉の発達のアンバランスから腰痛に悩まされ、夢の舞台には立てませんでした。高校ではエースとして活躍し、キャプテンになる頃には腰痛を抱えながらもチームを牽引しました。

プロキャリアの幕開け

2007年、狩野は姉の美雪が所属する久光製薬スプリングスに入団しました。開幕戦でスタメンでデビューしましたが、不運にも右アキレス腱を断裂し、2008年度の全日本代表候補入りは叶いませんでした。しかし、彼女は2009年4月に全日本女子代表メンバーに登録され、その後のキャリアにおいて重要な役割を果たすことになります。

ケガとの闘い

狩野はバレーボール選手としてのキャリアの中で多くのケガに見舞われました。2010年に左アキレス腱を断裂し、治療に専念することになりましたが、同年の全日本代表に追加選出され、復帰を果たしました。2011年にはイタリアのセリエA1でデビューし、同年のモントルーバレーマスターズでは日本初優勝に貢献しました。

オリンピックと復帰

2012年にはロンドンオリンピックに出場し、全日本女子チームの一員として28年ぶりの銅メダル獲得に寄与しました。契約満了に伴い、ベシクタシュを退団し、久光製薬に復帰しました。この時、ポジションをセッターに転向することが発表されました。2015年には現役を引退することが決まり、2016年からは解説者としての活動も行うようになりました。

最後のシーズンと引退後の活動

2016年にはPFUブルーキャッツに加入し、スパイカーとして現役復帰を果たしましたが、2018年に引退を発表します。引退試合は黒鷲旗グループリーグにて行われました。

プライベートと今後

狩野は犬を飼い、SNSでもその様子をシェアしています。また、姉の美雪が監督を務めるデフバレーボール女子日本代表の練習に参加することもあります。引退後もバレーボール界に関与しながら、次のステージでの活動を期待されています。

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