猶本光

猶本光（なおもと ひかる）

猶本光は1994年3月3日、福岡県小郡市に生まれた女子サッカー選手で、現在は三菱重工浦和レッズレディースに所属しています。彼女は日本女子代表としても活躍しており、主にミッドフィールダーとしてプレーしています。また筑波大学院で体育学の修士号を取得しており、その学識もスポーツ界で注目されている要因の一つです。

来歴

猶本は、幼い頃からサッカーに親しんでおり、兄の影響を受けて小学1年生の時にサッカーを始めました。サッカーへの情熱は早くから芽生え、2007年には福岡J・アンクラスの下部組織「アンクラスFC Paso Dorad」に登録され、13歳でトップチームへの登録を果たしました。その後、シニアチームへの道を歩み続けます。

2012年、筑波大学体育専門学群に進学する際、浦和レッズレディースに移籍。ここでの活躍が彼女の名を広めることとなりました。2014年にはなでしこリーグのベストイレブンに初選出され、彼女の能力が広く認められることとなります。筑波大学は2016年に卒業し、その後も進学を続け、2018年には同大学院で体育学の修士号を取得。さらに、安藤梢選手に刺激を受けつつキャリアを築いていきます。

2018年6月にはフラウエン・ブンデスリーガのSCフライブルクに移籍。そして2020年に浦和レッズレディースへ復帰し、日本の女子サッカー界での存在感を高めていきました。しかし2024年1月、皇后杯準決勝で負傷し、左膝前十字靭帯損傷と診断され、8～10ヶ月の回復期間が必要とされています。

代表歴

猶本は2010年、トリニダード・トバゴで開催されたFIFA U-17女子ワールドカップに出場し、全6試合で2得点を挙げて日本の準優勝に貢献しました。2014年には、なでしこジャパンに初めて選出され、ニュージーランド戦で代表デビューを果たしました。その後も、数多くの大会で日本代表としてプレーし、2023年のFIFA女子ワールドカップではグループステージのコスタリカ戦で先制点を決め、VISAプレイヤー・オブ・ザ・マッチにも選ばれています。

人物

猶本は、2020年に出身地の福岡県小郡市ファミリー大使に任命されるなど、地域貢献にも力を入れています。サッカー選手としてはもちろん、人間としても成長を続ける彼女の姿が多くの人々に影響を与えています。サッカーに情熱を燃やし続ける猶本光の今後の活躍に期待が寄せられています。

個人成績

クラブ

• - 日本女子サッカーリーグ

- 初出場：2009年6月21日 なでしこリーグ ディヴィジョン1
- 初得点：2014年3月30日 なでしこリーグ

• - WEリーグ

- 初出場：2021年9月12日
- 初得点：2021年10月2日

代表歴

• - 日本女子代表初出場：2014年5月8日 ニュージーランド戦
• - 日本女子代表初得点：2022年1月21日 ミャンマー戦

タイトル

クラブ

• - WEリーグ: 2回
• - AFC女子クラブ選手権: 1回

代表

• - AFC U-19女子選手権: 1回
• - AFC女子アジアカップ: 2回

個人

• - なでしこリーグ1部ベストイレブン: 1回
• - WEリーグ優秀選手賞: 2回

猶本光のキャリアは、彼女のサッカーへの情熱と努力の結晶です。今後も彼女の成長から目が離せません。

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