留目真伸

留目真伸とは

留目真伸（とどめ まさのぶ、1971年生まれ）は、日本の経営者、起業家、投資家として知られています。彼はSUNDRED株式会社の代表取締役社長を務めており、過去にはレノボ・ジャパン株式会社やNECパーソナルコンピュータ株式会社でのリーダーシップを経験しました。また、資生堂ではチーフストラテジーオフィサーとしても活動していました。

略歴

留目氏は早稲田大学高等学院を経た後、1994年に早稲田大学政治経済学部を卒業します。卒業後はトーメン、現在の豊田通商に入社し、重電プラント部にて発電プラントの海外営業に従事しました。この頃より国際ビジネスに興味を持ち、経験を積んでいきました。

2000年にはモニター・カンパニー（のちのモニター・デロイト）に移籍し、戦略コンサルタントとして様々なプロジェクトを推進します。新製品の上市戦略や販売戦略の立案など、企業の成長に寄与するための戦略を構築しました。

その後、2002年にはデルに入社し、コンシューマやSMB、小売、エンタープライズなど複数のセグメントを担当するマーケティング本部長として活躍しました。彼は日本市場におけるデルの急成長に重要な役割を果たしたと言われています。

2006年には、戦略・オペレーション・マーケティング担当の執行役員としてレノボ・ジャパンに入社。IBMからの分離や製品ロードマップの最適化などを手掛け、同社が日本市場で成功を収める礎を築きました。また、米国ノースカロライナのレノボ・グローバルHQで、グローバルのM&Aやインテグレーションを担当するエグゼクティブ・ディレクターとしても勤務。NECのPC事業やモトローラの携帯端末事業の統合を実現させました。

2014年にはNECパーソナルコンピュータの社長として、IBMから引き継いだサーバー事業のターンアラウンドを推進。タブレットやAR/VR業界への進出も試みるなど、新しいビジネスモデルの構築にも注力しました。2018年には資生堂のシニアバイスプレジデントになり、戦略的な視点から新たな展開を図りました。

新産業共創

留目氏は大企業のマネジメントだけでなく、スタートアップ支援にも積極的でした。特に、2019年7月にはSUNDREDを立ち上げ、新産業共創スタジオを始めました。このスタジオでは、100個の新産業の創出を目指した活動を行っています。彼は「社会起点の目的を実現するために企業間の共創が必要である」と考えており、実際にそれを推進する取り組みを行っています。

2019年8月にはチーフイノベーションオフィサーとして、VAIOの新規事業開発をサポートし、2020年3月にはドローン事業の会社VFRを設立しました。これにより、テクノロジー分野でのイノベーションをさらに推進しました。

2021年9月にはVFRの代表取締役を退任し、Founder / 取締役 チェアマンに就任。その後、2024年4月には横浜市立大学に新設された共創イノベーションセンターのセンター長に就任し、教育と産業の連携を深化させる活動も展開しています。

脚注

• - 外部リンク: 留目真伸 (@masanobu_todome) - X（旧Twitter）

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