白木夏子

白木夏子のプロフィールと業績

白木夏子（しらき なつこ）は、1981年8月29日に生まれた実業家であり、エシカルジュエリーブランド『HASUNA』の代表取締役社長（Founder&CEO）として知られています。彼女は、武蔵野大学アントレプレナーシップ学部の教授としても活動し、社会起業家としての使命を持って多くの人々に影響を与えています。

学歴とキャリアのスタート

白木はロンドン大学キングス・カレッジを卒業後、不動産投資ファンドでキャリアをスタートさせましたが、2009年に株式会社HASUNAを設立しました。HASUNAでは、ペルー、パキスタン、ルワンダなど、世界の約10カ国で宝石鉱山労働者や職人と協力し、エシカルで持続可能なジュエリーを製造しています。彼女のビジョンは「未来へと受け継がれるジュエリーブランド」として、日本にエシカル消費文化を根付かせることです。

エシカルなビジネスの推進

白木は「心まで豊かにする買い物」をコンセプトにしたセレクトショップ《PIMLICO No.72［ピムリコ］》のディレクションも手がけており、さらには多くの企業におけるブランドディレクションに取り組んでいます。2019年からは名古屋での女性起業家育成プログラム《NAGOYA WOMEN STARTUP LAB.》にディレクターとして参加し、2020年からは武蔵野大学でも教授として活躍し、起業家としての育成に力を入れています。

講演活動と社会貢献

国内外で、女性の働き方や起業、ブランディング、サステイナビリティ、ウェルビーイング、SDGsなどのテーマに基づいた講演を行っており、多くの聴衆に向けて自身の経験や知見を共有しています。特に、彼女の活動に触発された人々が、自らの夢を追求するきっかけを得ることが多いと報告されています。

受賞歴と評価

白木は、2011年の「日経ウーマン・オブ・ザ・イヤーキャリアクリエイト部門」を受賞し、世界経済フォーラムのGlobal Shapersに選出されました。それ以外にも、週刊誌AERAにおける「日本を立て直す100人」の一人に選ばれるなど、多くの賞を受賞し、その活動が高く評価されています。特に、女性経営者としての先駆的な取り組みが多方面から認められています。

著書と実績

著作も多数手がけており、以下のような書籍があります。

• - 『世界と、いっしょに輝く―エシカルジュエリーブランドHASUNAの仕事』
• - 『自分のために生きる勇気　流されない心をつくる33の方法』
• - 『女（じぶん）を磨く言葉の宝石　いまある幸せに気づく12の物語』
• - 『ファッションの仕事で世界を変える　──エシカル・ビジネスによる社会貢献』

これらの書籍では、彼女の哲学やビジネスに対する考え方が詳述されており、読者に新たな視点を提供しています。

まとめ

白木夏子は、自身のビジネスを通じて持続可能性や倫理的消費の大切さを広めるだけでなく、女性として社会に貢献するモデルとなっている存在です。彼女の取り組みは、単なるビジネスの成功に留まらず、多くの人々に夢や未来を描く力を与えています。

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