眉山ロープウェイ

眉山ロープウェイ

眉山ロープウェイは、徳島県徳島市の眉山に位置する市営のロープウェイです。運営と管理は、指定管理者制度に基づき、阿波おどり未来継承まちづくり共同体が行っています。この共同体は、公益財団法人徳島市文化振興公社と徳島都市開発株式会社によって構成されています。地方公営企業法の財務規定などが適用されており、その運営は公共性の高いものとなっています。

歴史

眉山ロープウェイは、1957年12月1日に開業しました。その後、1999年7月18日には搬器が交換され、同時に山麓駅が阿波おどり会館内に移転しました。これにより、アクセスが向上し、観光客にとってより利用しやすい施設となりました。

指定管理者制度の導入以降、管理者は数回変更されています。

2006年4月1日から2009年3月31日までは、社団法人徳島市観光協会が指定管理者でした。
2009年4月1日から2012年3月31日まで、引き続き社団法人徳島市観光協会が指定管理者を務めました。
2012年4月1日から2015年3月31日も、同様に社団法人徳島市観光協会が指定管理者に指定されています。
2015年4月1日からは、公益社団法人徳島市観光協会が指定管理者となり、2018年3月31日まで管理を行いました。
2018年4月1日、指定管理者は阿波おどり会館・眉山ロープウェイ運営共同事業体に変更され、2023年3月31日まで5年間運営を担当しました。
2023年4月1日からは、現在の指定管理者である阿波おどり未来継承まちづくり共同体が運営を引き継ぎ、2028年3月31日までの5年間、管理を行う予定です。

ゴンドラ

1999年7月31日から使用されていた3代目のゴンドラは、安全索道株式会社が設計・製作したもので、榛名山ロープウェイに類似した15人乗りの2両連結式です。4両のゴンドラ（1号車から4号車）があり、座席はすべて折りたたみ式となっています。夕方以降は、駅停車中を除き、フロントガラスのイルミネーションが点灯し、夜間の運行を彩ります。惜しまれつつも、老朽化のため2025年1月12日をもって運行を終了しました。

所在地・運行情報

所在地: 徳島市新町橋二丁目20番地 阿波おどり会館3F（山麓駅は5F）
運行時間: 9:00 - 17:30（季節により時間延長あり）
所要時間: 6分
運行間隔: 15分おき（8月の阿波おどり期間中、5月・10月のマチ★アソビ開催中は7分おきに増発）

運賃

大人: 片道620円、往復1,030円
小学生: 片道300円、往復510円
障害者: 本人と付添人1名に限り半額

2024年4月1日以降は、原則として阿波おどり未来継承まちづくり共同体が発行した乗車券のみが有効です。ただし、2023年3月31日までに阿波おどり会館・眉山ロープウェイ運営共同事業体が発行した乗車券も、2024年3月31日まで利用可能です。

交通アクセス

JR徳島駅から新町橋通りを眉山方面へ徒歩約10分で阿波おどり会館に到着。ロープウェイ山麓駅は阿波おどり会館5階にあります。
徳島バス山城線・市原線・法花線で「ロープウェイ前」バス停下車後、徒歩。
南部循環右回り線でも「ロープウェイ前」バス停まで行けますが、所要時間が50分以上かかるため、おすすめできません。

眉山ロープウェイは、四国八十八景4番「眉山ロープウェイから望む水都徳島の風景」にも選ばれており、徳島を訪れる観光客にとって外せないスポットの一つです。

もう一度検索