石川県産業展示館

石川県産業展示館

石川県産業展示館（いしかわけんさんぎょうてんじかん）は、金沢市にある総合的なコンベンション施設で、西部緑地公園の中に位置しています。この施設は、一般財団法人石川県県民ふれあい公社によって運営され、地域住民からは「産展（さんてん）」と呼ばれています。

構成と施設の概要

産業展示館は、1号館から4号館に分かれ、それぞれが特定の用途に使われています。総床面積は28,796平方メートル、特に1階部分の展示面積は17,718平方メートルに達します。また、屋外の展示場も設けられており、使い方は多岐にわたります。国際見本市や物産展示会をはじめ、さまざまな新車・中古車の展示販売、さらにはコンサートやプロレス、プロボクシングの興行などが行われています。2024年の能登半島地震では、支援物資の受け入れ拠点としても活用された実績があります。

周辺には、石川県西部緑地公園陸上競技場や石川県立野球場、約4,000台を収容できる駐車場も整備されており、訪れる人々にとって利便性が高い環境が整っています。

各館の詳細

• - 1号館（竣工: 1974年3月）: 延床面積5,134平方メートル、展示場面積は3,193平方メートル。
• - 2号館（竣工: 1972年6月）: 延床面積4,145平方メートル、展示場面積は1,641平方メートル。
• - 3号館（竣工: 1981年8月）: 延床面積8,987平方メートル、展示場面積は6,209平方メートル。
• - 4号館（竣工: 1992年5月）: 延床面積10,530平方メートル、展示場面積は6,675平方メートル。
• - 屋外展示場: 敷地面積は4,262平方メートルとなっています。

主なイベント

石川県産業展示館では、多様なイベントが開催されています。特に人気のあるイベントには次のようなものがあります。

• - 百万石音楽祭〜ミリオンロックフェスティバル〜: 音楽フェスティバルとして存在感を持つこのイベントは、4号館で行われています。
• - POP HILL（ポップヒル）: 2017年から再開された音楽フェスティバルで、2002年に石川県森林公園で開催されたものの15年ぶりの復活です。
• - OTONOKO（オトノコ）: 金沢出身の音楽プロデューサー、中田ヤスタカがプロデュースしたこのフェスティバルは、アソビシステム所属のアーティストが出演します。
• - ももいろクローバーZのライブイベント: 2013年には、3号館で女性アイドルグループが北陸地方で初めてのライブを開催しました。

交通アクセス

施設へのアクセスは、自動車の場合、北陸自動車道金沢西インターチェンジから約5分、公共交通機関を利用する際は金沢駅から北鉄バスで「松島北」「二塚」「西部緑地公園」「袋畠西部緑地公園」の各バス停で下車が便利です。イベント開催時には臨時のバスも運行されることがあるため、出かける際には事前に確認しておくことをお勧めします。

周辺施設

産業展示館の近くには、石川県立野球場や西部緑地公園陸上競技場、いしかわ総合スポーツセンターなどのスポーツ施設も揃っており、さまざまなアクティビティを楽しむことができます。地域の交流の場としても重要な役割を果たす石川県産業展示館は、多くの人々にとって欠かせない場所となっています。

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