石川良一

石川良一（いしかわ りょういち）は、1952年5月8日に東京都稲城市で生まれ、2024年6月16日に72歳で逝去した日本の政治家です。彼の政治家としてのキャリアは、稲城市議会議員から始まり、稲城市長、そして東京都議会議員へと続きました。

生い立ちと初期のキャリア

石川良一は、稲城市立稲城第二小学校、稲城市立稲城中学校、東京都立武蔵高等学校を経て、早稲田大学社会科学部を卒業しました。大学卒業後は三陽商事に勤務しましたが、1983年に政治の世界へ足を踏み入れ、稲城市議会議員選挙で初当選を果たしました。1987年には再選を果たし、市議会議員としての基盤を築きました。

稲城市長としての活躍

1991年、石川良一は稲城市長選挙に立候補し、見事当選を果たしました。その後、連続5期にわたり稲城市長を務め、その間、東京都市長会会長、東京都市区長会会長、全国市長会介護保険対策特別委員長など、数多くの要職を歴任しました。彼のリーダーシップの下、稲城市は発展を遂げ、2011年4月に任期満了で市長を退任するまで、その市政手腕が高く評価されました。

東京都議会議員としての活動

稲城市長退任後、石川良一は日本維新の会に入党し、2013年の東京都議会議員選挙に南多摩選挙区から立候補し、当選しました。同じく維新公認で当選した柳ヶ瀬裕文とともに会派「日本維新の会東京都議団」を結成し、政策調査会長として活躍しました。その後、会派は「都議会結いと維新」、「都議会維新の党」と変遷し、石川は総務会長を務めました。

2016年には民進党に参加し、会派名を「民進党都議団」に変更しましたが、2017年に民進党を離党し、無所属として都議会議員選挙に再選しました。その後、都民ファーストの会から追加公認を受け、都議会での活動を続けました。

都議会議長としての功績

2019年9月18日、石川良一は第49代東京都議会議長に就任しました。都議会議長として、東京都の発展に貢献する一方で、2020年に死去した東京都交通局長・土渕裕に対し、都議会を代表して弔慰を行うなど、その人柄を示すエピソードも残しました。

その後の活動と逝去

2021年の東京都議会議員選挙で3選を果たした石川良一でしたが、2023年に体調を崩し、手術を受けました。その後一旦は復職したものの、2024年になり再び体調を崩し、任期途中の2024年6月16日に逝去しました。その死没日付をもって、従四位に叙され、旭日中綬章が追贈されました。

著書

石川良一は、共著として『市長の夢 19人の青年市長日本ドリームプロジェクト』に参加しています。

外部リンク

石川良一オフィシャルサイト - ウェイバックマシン（2024年7月3日アーカイブ分）
石川 良一 東京都議会議員 (ryo1.tokyo) - Facebook


石川良一は、地方自治と都政の両面で多大な貢献を果たした政治家として、その功績は長く記憶されるでしょう。

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