神戸大学附属幼稚園

神戸大学附属幼稚園の概要

神戸大学附属幼稚園は、兵庫県明石市にある国立幼稚園で、主に神戸大学附属小学校に進学する子どもたちを育成しています。この施設は、幼稚園教育に加えて、神戸大学との密接な連携のもと、独自の教育理念を実験的に研究し、実証を行うプログラムに取り組んでいます。

園では3歳児が入園する3年保育と、4歳児が入園する2年保育が提供されており、約6,100m²の園地と1,240m²の園舎を有しています。2021年の時点では、5クラスで120名以上の園児が在籍しており、6人の専任教員が子どもたちに教育を行っています。

歴史について

神戸大学附属幼稚園の歴史は1904年にまでさかのぼり、当初は明石女子師範学校の附属幼稚園として設立されました。その後、幾度かの名称変更を経て、1949年に神戸大学兵庫師範学校附属幼稚園と改称され、さらに1951年には神戸大学教育学部附属幼稚園に名称が変更されました。

1992年には教育学部の改組に伴い、神戸大学発達科学部附属幼稚園に改称し、その後2009年に神戸大学附属幼稚園と名前を戻しました。このように、長い歴史の中で幼稚園は多くの変遷を遂げてきました。

教育の特徴

この幼稚園は、子どもたちが人間らしく、より良い生活を送るための行動の基盤を自ら形成できるように教育することを目指しています。具体的なカリキュラムには、遊びを通じた学びや社会性の育成が含まれており、子どもたちが自発的に学ぶ環境が整えられています。

また、園では教育実習や研究が行われており、神戸大学の学生が実際に幼稚園教育の現場を体験するプログラムが用意されています。この実践的な研究は、今後の幼児教育の発展にも寄与しています。

主な行事とアクセス

幼稚園では、年間を通じて様々な行事が行われています。これにより、子どもたちの社会性やコミュニケーション能力が育まれることを目指しています。具体的な行事内容は異なるものの、保護者も参加できるイベントが多く設けられています。

幼稚園へのアクセスは、JR西日本明石駅または山陽電車の山陽明石駅から東へ徒歩で10～15分の距離に位置しており、公共の交通機関を利用することで、通園が容易となっています。通園所要時間は約30分程度で、保護者から無理なく通園できる環境が整っています。

関連情報

神戸大学附属幼稚園は、兵庫県内の幼稚園の一つであり、他にも神戸大学附属小学校や中等教育学校など、神戸大学の教育機関と連携している点が特徴です。これにより、幼児教育から中学校教育まで一貫した教育が提供され、地域社会における教育の質の向上にも貢献しています。

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