福山シティFC

福山シティフットボールクラブ

福山シティフットボールクラブ（福山シティFC）は、広島県福山市をホームタウンに持つ社会人サッカークラブであり、地域のスポーツ振興とサッカーの発展を目指しています。備後エリア、つまり福山市を中心に尾道市、三原市、府中市等広い範囲で活動し、Jリーグ加盟を目標としています。

クラブの成り立ち

クラブは2015年に「福山にプロサッカークラブをつくろう会」として設立され、2017年に法人化されました。創設直後から広島県東部サッカーリーグ3部で輝かしい成績を収めており、2017年と2018年には連続して全勝優勝を達成。その後、広島県社会人サッカーリーグ2部に昇格し、急速に成長を続けています。2019年にはクラブ名を福山シティFCに変更し、新たなスタートを切りました。

成績と昇格

2020年には県リーグ1部で全勝優勝を宣言したものの、中国リーグへの昇格は新型コロナウイルスによる規制により見送られました。しかし、全広島サッカー選手権大会（天皇杯広島県予選）では初出場にしてベスト8の成績を残すなど、地域内外で注目を集めています。2021年には再び県リーグ1部で優勝し、2022年から中国サッカーリーグに昇格。クラブの存在感を増す中、育成にも力を入れ、アカデミーの設立へ向けて準備を進めています。

新たな施設とアカデミー

2023年にはジュニアユースやジュニアチームを含むアカデミーを設立しました。また、福山市内に新たな専用グラウンド「エヴォルヴィンフットボールフィールド」が完成し、今後の活動基盤が整いました。この新施設では、地域の若手選手たちが技術を磨き、成長するための場が提供されています。

社会貢献と協定

福山シティFCは、地域貢献にも積極的です。福山市と協定を締結し、スポーツを通じた地域活性化に努めています。また、神石高原町との連携協定も結び、地域の振興を目指して共に歩んでいます。今後もサッカーを通じて福山市の魅力を高める活動に取り組むでしょう。

課題と取り組み

近年、クラブは数つの事件や不祥事にも直面しています。2023年にはクラブのグラウンドでの器物損壊事件が発生し、警察による捜査が行われているほか、同年のコーチによる飲酒運転事故も問題視されています。クラブはこれらの事態に対し、誠実な対応をする旨のコメントを出し、信頼回復に向けた取り組みを進めています。

未来への展望

福山シティFCは、今後も選手育成や地域貢献を中心に活動し、中国リーグでのさらなる成功を目指してまいります。Jリーグ加盟を視野に入れたクラブとして、福山地域のサッカー文化の発展に寄与することが期待されています。地域の皆さまの支援を受けながら、チームの未来を明るく照らしていくことでしょう。

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