福岡堅樹

福岡 堅樹のプロフィール

福岡堅樹（ふくおか けんき）は、1992年9月7日生まれの元ラグビーユニオン選手であり、日本代表として38キャップを持つ著名な選手です。福岡県古賀市に生まれ、身長175cm、体重83kgで、ウィング（WTB）ポジションを主に務めました。彼の座右の銘は、Appleの創設者スティーブ・ジョブズの言葉「Stay hungry, Stay foolish」であり、その言葉が彼の選手としての姿勢を反映しています。

ラグビーキャリアのスタート

福岡は5歳のころからラグビーを始め、祖父が医師、父が歯科医師という環境の中で育ちました。中学校では陸上部にも所属し、高校時代は福岡県立福岡高等学校でラグビーの実績を積み重ねました。特に2010年度には全国高等学校ラグビーフットボール大会で本郷高校との試合においてトライを決め、チームを勝利に導きました。

大学ラグビーと日本代表入り

筑波大学に進学した福岡は、ラグビー部に入部後すぐに華々しい活躍を見せました。関東大学ラグビー対抗戦の初出場試合で6トライを挙げ、チームの対抗戦初優勝と全国大学選手権準優勝に貢献しました。2013年にはジュニア・ジャパンに選ばれ、同年4月には日本代表にも選出されます。初キャップはフィリピン代表戦で記録し、その後のウェールズ戦では初勝利に寄与しました。

プロフェッショナルとしての道

福岡は2015年のラグビーワールドカップにも日本代表として名を連ねました。さらに、2016年にはパナソニック ワイルドナイツに加入し、その後リオデジャネイロオリンピックの7人制日本代表にも選ばれました。2019年のワールドカップでは、アイルランド戦を含む複数の試合でトライを決める活躍を見せ、その後撤退した日本代表でも重要な選手となりました。

医師を目指して

選手としての華やかなキャリアを過ごした後、福岡は医師を目指すことを明言しました。2021年には順天堂大学医学部に合格し、ラグビー界においても有終の美を飾りました。トップリーグ2021のプレーオフトーナメントでは、引退直前にチームを優勝に導くなど、最後まで圧倒的なパフォーマンスを見せました。

メディア露出と受賞歴

福岡はテレビ番組にも出演し、ラグビー以外の場面でもその魅力を発揮しています。彼の受賞歴には、2017-18年度と2018-19年度のベストフィフティーン、2020-21年度の最優秀選手（MVP）などが含まれています。さらに、CMにも出演するなど、多方面での活動を行っています。

結語

福岡堅樹は、日本のラグビースポーツ界で輝かしいキャリアを残し、選手引退後は医師としての道を歩むことを決意しました。その優れた成績はラグビーの発展にも寄与しており、今後の活躍にも期待が寄せられています。

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