秋田ふるさと農業協同組合

JA秋田ふるさと：地域に根ざす農業協同組合

JA秋田ふるさと（秋田ふるさと農業協同組合）は、秋田県横手市に本店を構え、地域農業を支える重要な役割を担っています。愛称はJA秋田ふるさと。

広域合併から現在まで

1991年に秋田県農業協同組合中央会で決議された「広域農協合併構想」に基づき、横手・平鹿地区の広域JAとして1998年4月1日に誕生しました。当初は地区内の9JAの合併を目指しましたが、JAおものがわが参加を見送ったため、一部統合となりました。その後、JA平鹿果樹を合併し、2012年にはJAおものがわとの合併を果たし、現在のJA秋田ふるさとが発足。これにより、横手市のほぼ全域をカバーする広大なエリアを管轄するJAとなりました。

県域統合構想への不参加

2018年にJA秋田中央会が発表した県下14JAを統合する構想には参加せず、2021年に合併協議会から離脱。物流効率化や営農指導強化といった県域JAのメリットよりも、地域との連携や独自の経営判断を重視する姿勢を示しました。背景には、既に組合内で効率化や指導体制が整っていること、行政との連携が薄れることへの懸念があったとされています。

地域に根ざした活動

JA秋田ふるさとは、農業支援だけでなく、地域社会への貢献も重視しています。子会社を通じて、葬祭サービスや自動車関連事業、燃料供給など、多岐にわたる事業を展開し、地域住民の生活をサポートしています。

株式会社ふるさと葬祭アグレム
株式会社ふるさとオートランド
* 株式会社ふるさと燃料サービス

本店の移転

2024年9月には、横手駅東口第二地区市街地再開発事業で建設されたB-1棟へ本店を移転し、新たなスタートを切りました。当初の予定より遅れての移転となりましたが、地域に根ざしたJAとして、更なる発展を目指しています。

JA秋田ふるさとは、合併や統合の波を乗り越えながらも、地域との繋がりを大切にし、横手市の農業と地域社会の発展に貢献していくでしょう。

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