秋田公立美術大学附属高等学院

秋田公立美術大学附属高等学院

秋田公立美術大学附属高等学院は、秋田県秋田市に位置する公立の専修学校です。この学校は1985年から文部大臣（今の文部科学大臣）の指定を受けた専修学校高等課程として運営されています。卒業生は大学入学資格を得ることができ、近年では四年制大学に進学する生徒も増えてきています。特に、秋田公立美術大学への推薦入試指定校であるため、美術系の高等教育を進める上で重要な役割を果たしています。

学校の歴史

学院はその歴史を1952年に遡ります。最初は秋田市立工芸学校として2年制の教育を提供し、1975年に秋田市立美術工芸専門学校と改称されました。1985年には大学入試資格付与指定校となり、その後1995年には秋田公立美術工芸短期大学の設立に伴い、附属高等学院へと名称を変更しました。2013年には現在の名称である秋田公立美術大学附属高等学院に改称され、現在に至っています。

教育課程

学院では、｢工芸美術科｣と｢デザイン科｣という二つの主要な学科が設置されています。工芸美術科には木材工芸コースと金属工芸コースがあり、学生たちは伝統的な工芸技術を学びながらクリエイティブな作品を制作します。またデザイン科にはインテリアデザインコースとビジュアルデザインコースがあり、ここでは空間デザインや視覚的表現のスキルを磨くことができます。学科は共に実践的な授業を重視し、専門的な知識と技術を身につける機会を提供しています。

校舎とアクセス

学校は秋田市新屋大川町に位置しており、JR秋田駅からは秋田中央交通新屋線などを利用し「美術大学前」で下車すると、すぐアクセス可能です。JR新屋駅からは徒歩で約20分の距離にあり、アクセスも良好です。周囲には自然や静かな環境があり、作品制作や学習に集中できる場となっています。

主な出身者

当学院からは著名な出身者も数多く、特に金工作家で人間国宝の玉川宣夫氏などが挙げられます。彼はその卓越した技術と創造性で国内外の評価を得ており、同学院の教育の成果を証明する存在です。

まとめ

秋田公立美術大学附属高等学院は、多様な芸術分野に特化した教育を提供し、学生たちに充実した学びの場を提供しています。今後も多くの才能を育成し、地域文化の発展に寄与する学校であり続けることでしょう。

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