第1話

テレビ番組『第1話』の詳細

『第1話』は、2019年4月から7月にかけて朝日放送テレビで放送されたバラエティ番組です。この番組は、地方局の社員たちがドラマの第1話のみを制作する独特なスタイルで、多くの視聴者に親しまれました。さらに2020年7月からは続編となる『第1話 Season 2』も放送され、前作の人気を引き継ぎました。

この番組には、チョコレートプラネット、NMB48、ヨーロッパ企画のメンバーが参加し、各自が異なる役割を担っています。チョコレートプラネットは地方局の社員、ヨーロッパ企画は制作会社を代表し、NMB48は女優志望のアイドルとして出演しています。各グループが生み出すフィクションの架空の設定が視聴者を惹きつける要素となっています。

配信と視聴者参加企画

ドラマ部分は本放送の1週間前から「大阪チャンネル」で先行配信され、地上波終了後にはTVerやGYAO!でも配信されました。また、各エピソード放送後には視聴者参加型企画「見たい『第2話』決定投票」が実施され、視聴者が好きな作品の続きを選ぶことができました。この結果、第1位には「ヒーロー少女 可憐Flower」が選ばれ、続編が実際に制作されることになりました。

シーズン1のあらすじ

最初のシーズンでは、マツオとオサダという地方局の職員がドラマを制作するために奮闘する姿が描かれています。お天気制作部に所属するマツオは、毎回オサダに新しいドラマのアイデアを提案しますが、オサダが導く奇妙な設定の作品が多く、視聴者には斬新に映ります。彼らは貧乏制作会社「ヨーロッパ企画」に協力を依頼し、そこで出されるヒット作の脚本に基づいて話を進めます。

シーズン2の展開

続編となるシーズン2では、ドラマ制作に追われたオサダがテレビ局をクビになり、ホームレスとなってしまいます。しかし、彼を見かけたマツオは「第1話研究所」という新しいサークルを立ち上げ、ドラマ製作に再挑戦することを宣言します。シーズン2では、彼らが再びNMB48や「ヨーロッパ企画」と協力して新たな話を作り上げていく様子が描かれます。

登場キャラクター

登場キャラクターには、オサダ（長田庄平）やマツオ（松尾駿）といった主要メンバーが含まれ、彼らが織りなす人間模様や愛憎劇が見どころの一つとなっています。シーズン1の最後には、そのエピソードが実はサスペンスドラマであることが明かされるなど、予想外の展開もありました。また、シーズン2ではオサダのお母さんがゾンビ化し、ホラー要素も取り入れられるなど、さらなる楽しみが追加されています。

音楽とスタッフ

主題歌はシーズン1がNMB48の「ピンク色の世界」、シーズン2が村瀬紗英の「イミフ」でした。制作には「ヨーロッパ企画」の諏訪雅や上田誠が深く関わっており、キャストの多くも著名なアイドルや芸人が出演している点でも注目されています。

このように、『第1話』は単なるドラマ制作にとどまらず、視聴者とのインタラクティブな関わりや異なるジャンルのドラマが展開されることで、リアリティ番組とはまた違った新たな楽しみを提供しています。

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