筑波大学附属坂戸高等学校

筑波大学附属坂戸高等学校の概要

筑波大学附属坂戸高等学校（つくばだいがくふぞくさかどこうとうがっこう、英: Senior High School at Sakado, University of Tsukuba）は、埼玉県坂戸市千代田一丁目に位置する国立高等学校です。通称は「筑坂（つくさか）」で、筑波大学の附属校としても知られています。また、同校は国際バカロレア・ディプロマプログラムの認定校でもあり、国際的な教育に力を入れています。

学校の歴史

この学校の起源は1946年にさかのぼります。当初、坂戸実務学校と坂戸実修女学校という形で設立された学校は、1953年に国立学校へと移管され、東京教育大学附属坂戸高等学校に改称されました。その後、1978年に筑波大学の附属校としての地位を確立し、現在の名称に変更されました。創立当初から、当校は専門教育を重視し、農業科や家政科に特化した教育を行っていました。

1994年には全国で初めて総合学科を設置し、以降、この学科のパイオニアとして様々な研究や新しい教育実践を行っています。また、2014年度からはスーパーグローバルハイスクール（SGH）に指定され、グローバル人材の育成にも力を入れています。

設置課程とカリキュラム

筑波大学附属坂戸高等学校は全日制課程を設けており、総合学科においては160名を定員としています。生徒は2年次から、生命資源・環境科学科目群や工学システム・情報科学科目群など、さまざまな分野に分かれて学ぶことができます。また、国際バカロレアコースも設置されており、国際的な視野を持った教育が行われています。

学校行事と活動

学校行事には、4月の入学式や、5月の体育祭、6月の開校記念日、9月の文化祭（黎明祭）などがあり、年間を通じて活発な学校生活が送られています。特に新入生を対象としたコミュニケーションキャンプは、仲間との絆を深める良い機会となっています。

部活動

部活動も盛んに行われており、体育部ではハンドボール、陸上競技、剣道、サッカーなど多彩な種目が選べます。文化部も演劇部やビジネス研究部、茶道部など多様な活動が展開され、生徒たちの特技や興味をさらに深めています。

著名な卒業生

この学校出身の著名な卒業生には、元衆議院議員の神山佐市氏や、女子自転車競技選手で2020年東京オリンピックの銀メダリスト・梶原悠未氏などがいることから、教育の質の高さが伺えます。

まとめ

筑波大学附属坂戸高等学校は、歴史的な背景を持ちながらも現代の教育ニーズに応えるために進化を続けています。国際的な教育プログラムや多彩な専門教育が特徴で、卒業生はさまざまなフィールドで活躍しています。埼玉県内では唯一の国立高等学校として、多くの未来ある学生を育成し続けています。

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