統計局

統計局について

統計局（とうけいきょく）は、総務省に属する日本の主要な統計機関です。その役割は、国別に必要な統計情報を作成、管理し、公開することにあります。特に、国勢調査をはじめとする国の基幹統計を生成・提供することが求められています。東京都新宿区にある総務省第2庁舎内には、国立国会図書館の支部として統計図書館も設置され、一般向けの展示施設「統計博物館」も併設されています。

職務内容

統計局は、広範な職務をこなしています。具体的には、以下のような業務があります。
1. 国勢調査の実施
国勢調査を含む国の基本的な統計調査を行います。それに伴い、結果の集計や報告書の作成も行います。

2. 委託統計調査の実施
他の行政機関や地方公共団体からの依頼に基づき、必要な統計調査を行い、結果をまとめます。

3. 二次的統計の作成
国が収集した各種データを基に、加工を経た統計を作成しています。

4. 情報収集・提供
統計の作成や活用に必要な情報を集め、これを提供する業務も行っています。

5. システム整備及び管理
統計データを管理するための情報システムの整備や、政策統括官業務に関わる管理を行います。

統計の種類

総務省統計局が管轄する主要な基幹統計には以下のものがあります：

• - 国勢調査：国の人口を把握するための基本的な調査。
• - 人口推計：国勢調査に基づく推計。
• - 住宅・土地統計調査：住環境についての統計。
• - 科学技術研究調査：国内の科技関連のデータ。
• - 就業構造基本調査：労働市場の動向を調査。
• - 消費者物価指数：国内の物価の変動を測定。

これらの統計は、国の政策立案や経済分析に欠かせないデータを提供します。

統計局の歴史

統計局の歴史は1868年の設立に始まります。その後、1885年には内閣に統計局を設立し、政府の統計組織が整備されていきました。1984年には現在の総務省統計局が設立され、2001年には中央省庁再編により総務省の一部門として発足しました。

今後の展望

統計局は、2024年から新しい基幹統計調査を実施する予定であり、統計データの重要性が増す中で、その役割がより一層強化されることが期待されています。新たなデータニーズに対応し、いかに迅速かつ正確に情報を提供できるかが今後の課題となります。

結論

日本における統計局は、国家の発展に寄与する重要な役割を担っています。国民の生活や社会の動向を把握し、政策形成を支えるため、今後も多様な統計活動を展開していくことでしょう。

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