羽生市立図書館

羽生市立図書館

羽生市立図書館は、埼玉県羽生市が運営する公共の図書館であり、豊富な蔵書や地域に根ざした資料を提供しています。この図書館は、図書館法第10条および羽生市立図書館設置条例に基づいて設立されており、同一施設内には郷土資料館も併設され、地域の歴史や文化に対する理解を深める場となっています。

アクセス方法

羽生市立図書館へのアクセスは、羽生駅東口から市内循環バスを利用するのが便利です。「いがまん号 須影・岩瀬ルート」に乗車し、「文化ホール」で下車すれば、すぐに図書館に到着します。運賃は200円です。また、徒歩を選択することも可能で、羽生駅から東南東へ向かって約20分（約1.2km）の距離です。

開館時間と休館日

この図書館は、毎日開かれているわけではなく、毎週火曜日が休館日です。その火曜日が祝日の場合は、次の平日が休館日となります。また、毎月の第4木曜日は開館していることが多いですが、7月と8月は除外されています。年末年始には特別整理期間が設けられますので、訪問計画には注意が必要です。開館時間は午前9時から午後6時までで、利用者が多く訪れる時間帯となっています。

利用者の条件

この図書館を利用できるのは、羽生市内に在住、在勤、または在学している人々です。加須市や行田市の住民にも利用が許可されており、地域に密着したサービスが特徴です。

提供されているサービス

羽生市立図書館は、様々なサービスを提供しています。主なサービスとして、蔵書の検索と閲覧ができるほか、利用者は図書などの貸出や予約が可能です。ただし、事前に図書館利用カードを取得しておく必要があります。また、図書館間の相互貸借制度も利用でき、他の図書館から資料を取り寄せることもできます。

レファレンスサービスも充実しており、専門的な質問への対応や地域の情報提供にも力を入れています。さらに、定期的に開催しているイベント（おはなし会や講座など）は、地域の方々にとって交流の場や知識の習得の場となっています。

郷土資料館の役割

同時に併設されている羽生市立郷土資料館も見逃せません。昭和61年にオープンし、羽生市に関連する古文書や民俗資料、考古資料などが展示されています。特に、田山花袋の小説『田舎教師』に関する資料は注目されており、毎年様々なテーマの展示が行われています。主な展示には「羽生城展」や「新郷川俣関所展」、さらには「清水卯三郎没後百年記念展」といった多彩な内容が揃えられています。入館料は無料で、開館時間は午前9時から午後5時までですが、特別展の開催時には展示室の閉鎖があるため、事前に確認することが推奨されます。

羽生市立図書館と郷土資料館は、地域の文化と歴史を学ぶための大切な拠点として、多くの市民に愛されています。

もう一度検索