羽生直剛

羽生直剛のプロフィール

羽生直剛（はにゅう なおたけ、1979年12月22日生まれ）は、千葉県千葉市花見川区出身の元プロサッカー選手です。現役時代はミッドフィールダー（MF）としてプレーし、元日本代表にも選ばれました。また、現在はFC東京のクラブナビゲーターを務めています。彼は筑波大学を卒業しています。

サッカーキャリアの始まり

羽生は小学1年生のときにサッカーを始め、小学校から中学校ではこてはし台サッカークラブに所属しました。その後、千葉北FCに選手登録し、全日本少年サッカー大会でもプレーしました。高校時代は千葉県立八千代高等学校に進学し、国体で3位入賞を果たします。特筆すべきは、第76回全国高校サッカー選手権大会千葉県予選決勝での活躍で、スピーディーなパスワークにより、八千代高校を14年ぶりの全国大会出場に導きました。最終的にはベスト8に進出し、準々決勝で帝京高校に敗れます。

大学時代とプロ入り

1998年に筑波大学に進学し、大学サッカー部で活躍。彼はプレースタイルにおいて、ボールに絡みながらスペースを活かす技術を身に付け、大学卒業論文では「ルイ・コスタと森島寛晃との違い」をテーマに選びました。2001年にはデンソーカップでMVPに輝くなど、その才能が開花しました。

2002年、大学を卒業し、ジェフユナイテッド市原に入団。プロ入り初の試合は開幕戦で、初得点は同年11月の浦和戦で記録しました。2003年には監督イビチャ・オシムから高く評価され、レギュラーとしても定着。2005年にはJ1通算100試合出場を達成しました。この期間に、トップ下やシャドーストライカーとして多くの試合に出場し、攻撃の要として輝きました。

日本代表への道

羽生は2006年、および2007年のAFCアジアカップに参加し、初めて日本代表としての経験を積みました。この大会ではプレーにおいて重要な役割を担い、チームが4位となるものの、自身は再三の決定機を逃してしまったため、「サッカー人生のどん底」と振り返っています。

FC東京での活躍

2008年からFC東京に完全移籍し、東京ダービーで初ゴールを決めるなど、チームの核心選手として貢献しました。特に、ムービングフットボールにおけるオフ・ザ・ボールの動きは、仲間からも高く評価されていました。2009年、さらに多くの出場機会を得る中、ゲームキャプテンとして9アシストを記録しました。

2010年には怪我に見舞われながらも、2011年にはJ1復帰に貢献しましたが、2012年には怪我の影響で初めて公式戦無得点に終わる厳しいシーズンとなりました。

引退とその後

2013年、ヴァンフォーレ甲府に期限付き移籍し、その後2014年にFC東京へ復帰。2017年にはジェフユナイテッド市原・千葉へ再び移籍し、副将を務めましたが、2018年に現役引退を決断しました。

引退後は、FC東京の強化部にスカウトとして就任し、さらに同年にはクラブナビゲーターとして活動を開始しました。

サッカー選手としての彼のキャリアは、多くの成功と挑戦に満ちており、その経験は現役を終えた今もサッカー界に影響を与えています。彼の人柄やプレースタイルは、多くのファンに愛され続けています。

もう一度検索