羽田憲司

羽田憲司 - サッカーの道を歩んだ元選手

羽田憲司（はねだ けんじ、1981年12月1日生まれ）は、千葉県出身の元プロサッカー選手であり、現在はサッカー指導者として活躍しています。彼のキャリアは、若き日の高校生としての活躍から始まり、プロリーグでの挑戦を経て、指導者としての道へと進んでいきました。

来歴

羽田は、市立船橋高校在学中にキャプテン及びディフェンスリーダーとして第78回高校選手権で優勝するなど、チームを牽引しました。その後、2000年に鹿島アントラーズに入団し、プロサッカー選手としての道を歩むことになります。

彼は、センターバックやボランチとしてプレーし、特に2001年のワールドユース選手権ではU-20日本代表のキャプテンを務めました。しかし、その後彼は足首の原因不明の痛みに悩まされ、約4年の間戦線を離脱することになります。リハビリの中でもサッカーを諦めず再起を目指し、ブラジルでの手術後に状態が回復。

2005年には、ナビスコカップで約3年のブランクを経て復帰を果たしました。2007年にはJ2のセレッソ大阪に期限付き移籍し、2009年に完全移籍を果たします。さらに、2011年からヴィッセル神戸へ移籍しましたが、またもや故障に悩まされ、わずか6試合の出場にとどまり、2012年をもって現役選手としてのキャリアを終えました。

小学校からの道のり

羽田はサッカー以前に、野球少年として過ごしていました。特にプロ野球チーム・読売ジャイアンツのファンであり、憧れの選手は原辰徳でした。父に連れられて東京ドームに行った際の感動が今でも心に残っており、これは彼のスポーツに対する情熱を物語っています。羽田と中澤聡太とは高校の先輩後輩の関係にあり、また同じ背番号をつけたこともあります。

所属クラブ

彼のサッカー人生は、以下のようなチームで形成されました。

• - 市川市立塩焼小学校（1991-1993）
• - 市川市立妙典中学校（1994-1996）
• - 船橋市立船橋高等学校（1997-1999）
• - 浦和レッドダイヤモンズ（1999、強化指定選手）
• - 鹿島アントラーズ（2000-2008）
• - セレッソ大阪（2007-2008、期限付き移籍 / 2009-2010）
• - ヴィッセル神戸（2011-2012）

指導者としての道

引退後、羽田は指導者としてのキャリアをスタートさせました。2013年から2015年までセレッソ大阪でスクールコーチやU-18コーチを務めた後、トップチームのコーチに就任しました。その後は鹿島アントラーズや松本山雅FCなど、様々なチームでのコーチ経験を積んでいきます。2022年から2024年にはU-21/U-22/U23サッカー日本代表のコーチとして、日本サッカーの未来を担う選手たちの指導に尽力しています。彼の経験と教えは、多くの若い選手たちに影響を与え続けています。

羽田憲司のキャリアは、選手としての栄光と故障との戦い、そして指導者としての成長の連続です。彼の経験から生まれる知恵は、今後のサッカー界にも大きな影響をもたらすことでしょう。

もう一度検索